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自主公演 22年11月28日

『瞼の母』

22年8月1日

江戸糸あやつり人形結城座 『瞼の母』

江戸糸あやつり人形結城座

「瞼の母」

2022年9月29日 – 10月5日
ザムザ阿佐谷

ご予約はこちら

不朽の名作である長谷川伸原作 「瞼の母」
脚本:ラサール石井 演出:流山児祥で上演!

客演に伊藤弘子を招き、音楽や映像なども盛り込んだ
「令和版 大エンターテイメント人形芝居」お楽しみください!




ご挨拶

今回の新作「瞼の母」は結城座にとって珍しい切り口の題材である公演となりました。

この「瞼の母」では親を想う子の心、子を想う親の心が各々の立場から描かれており、普段の結城座の新作公演とは少し趣の違う親子の物語として皆様に楽しんで観て頂けると考えております。そして、この親子の物語を結城座の人形でどのように表現するか、演じるかが、私たち結城座が取り組まなければならない一番の命題だと考えております。

今回、演出に流山児祥さん、脚本にラサール石井さん、そして客演に伊藤弘子さん(流山児★事務所)ら新しい顔ぶれをお迎えして、座員一同公演に向かってこれまで以上に気を引き締めています。

「瞼の母」と流山児祥さん。私は直感で、すごく合っている、面白くなると思いました。しみじみとしたこの物語に流山児さんがどのように息を吹き込んでくださるか楽しみです。

是非皆様に楽しんで頂ければ幸いでございます。

十三代目 結城孫三郎

江戸糸あやつり人形結城座 『瞼の母』
チラシPDF(1.7Mb)

22年4月18日

アーティスト募集クロスオーバー3(2022年4月)

人形と俳優のクロスオーバー 3年目の挑戦に向けて

 本事業は、江戸糸あやつり人形に限らず、俳優やダンサーなど、広く表現の世界で活躍したいという方を対象とした野心的なプロジェクトです。2020年、文化庁「次代の文化を創造する新進芸術家育成事業」の委託でスタートいたしました。本年度は3期目であり、本事業の集大成の年となります。1期・2期での研鑽と反省を踏まえ、本格的な公演に向けた一か月間の濃密な稽古、そして公演を目指します。1・2期からの継続の参加者に加え、今期初めて参加される方も広く募集いたします。

 三代目両川船遊(十二代目結城孫三郎)の志に賛同し、劇作家・演出家/加藤直、能役者/清水寛二、ダンサー・振付家/山田うんといった各界トップクラスの表現者らが講師として参加。人形、能、ダンスの各講師がパートごとに演出も担当。クロスオーバーとなる場面創りに尽力し、総合演出は加藤直が担当します。

俳優が人形遣いとして演じたり、ダンサーが能役者として演じたりなど、相互の交流によってそこにクロスオーバーが生まれます。その学びの場で生起する発見や模索も、本講座の大きな特徴です。

 

このプロジェクトは結城座にとって、伝統を次世代へ継ぐ江戸糸あやつり人形の新しい表現法を発見する場であるとともに、舞台芸術における新たな表現者の誕生・育成の支援の場でもあります。初参加の方には、状況に応じて人形の基礎稽古の時間帯を設けるなどの対応もする予定のため、安心してご参加ください。ご不安な方もまずは、ご自分の扉を開けて「挑戦したい!」と思うこと、この熱意さえあれば大丈夫です。

 7月31日、一日限りの挑みの結集。下北沢・小劇場楽園という小さな劇場での、「人形・能・ダンスのクロスオーバー」。他には類を見ない舞台が、鮮烈に顕現します!

 皆様方のご参加を心からお待ちしております。

以下はクロスオーバーⅠ・Ⅱの試演会の本番映像です。年を追うごとに進化していくクロスオーバーの様子をどうぞご覧ください。

人形と俳優のクロスオーバーⅠ 試演会
『小さな冒険ー宮沢賢治を巡る。』
2021年2月21日(日)結城座スタジオにて

人形と俳優のクロスオーバーⅡ 試演会
『おとらぎつね』
2022年1月9日(日)結城座スタジオにて

1期は各講師それぞれの演出により、1つではなく複数の宮沢賢治作品の上演に挑戦。

2期は各ジャンルをクロスオーバーさせた1つの作品の試演会に挑みました。

3期の本年度は「試演会」ではなく、実際に下北沢の小劇場楽園にて、本格的な公演を行います。

応募方法

こちらから応募書類(出願書)ダウンロードし、記入してEメールまたは郵送にてお送りください。

【送付先】

  • Mail

    info@youkiza.jp
    件名「「人形と俳優のクロスオーバー」  出願書類」

  • 郵送

    〒184-0015 東京都小金井市貫井北町3-18-2
    公益財団法人 江戸糸あやつり人形結城座 宛

    封筒に「出願書在中」と朱書してください。

受講料

  • 一般:70,000
  • 継続(Ⅰ・Ⅱに参加された方)50,000
  • U30(30歳以下)50,000
  • 学生(25歳以下)25,000
  • 上記以外の費用(入会金、教材費等)はかかりません。
  • 受講料は開講日までに一括で納付していただきます。
  • 途中退会した場合でも受講料の返金には応じかねます。

応募受付期限

2022年625

応募条件

18歳以上で、江戸糸あやつり人形や演劇、舞台芸術に興味を持つ者。

  • 未経験者、またプロとして実績を積んでいる方、どなたの応募も歓迎します。

選考方法

書類選考により、メールにて順次通知します。メール以外をご希望の方は出願書類にお書き添えください。

開講スケジュール

2022年722022年731

最終回は下北沢の小劇場楽園にて公演。

  *講師の都合により一部変更の可能性あり。

稽古場 (7/2~28)

江戸糸あやつり人形結城座稽古場

東京都小金井市貫井北町3-18-2

  • JR中央線 武蔵小金井駅
    北口徒歩20分
    または、6番バス乗り場より 京王バス「中大附属循環」約10分 「中大附属高校」下車徒歩1分
  • 西武新宿線/拝島線 小平駅
    南口より 銀河鉄道バス 小平国分寺線 「国分寺駅入口」行 「中央大学附属中学・高等学校」下車徒歩1分

Q&A

Q1 全ての授業に出席できなくても構わないのでしょうか。

構いません。しかし、受講料は授業開始前に一括で払っていただきますので、
欠席による返金などには応じかねます。
また、出席できない日や遅刻する日がある、などの都合は事前にご相談ください。

Q2 申込後の手続きはどのような流れでしょうか。

①願書受取通知をこちらからメールでお送り致します。

②書類選考の後、結果をメールでお知らせ致します。
* メールをお受け取りになれない方はご一報ください。

③選考を通過された方は、通過後一週間以内に受講料をお振込みください(*ご相談に応じます)
 振込口座は書類選考の結果メールにてお知らせいたします。

④開講日(7月2日)に結城座へお越しください。

Q3 どのような服装で受講したら良いでしょうか

動きやすい服装でお越しください。着替える場所のご用意はございます。
能の稽古では和服をお持ちの方は和服でも構いません。
また、履物については以下の通りです。

 人形遣い→足袋または稽古シューズ(なるべく底の薄いもの)
 →白足袋

Q4 授業が始まってから特別な持ち物を用意する必要はありますか。

白足袋が能の授業では必須になります。また、扇子などは貸し出し致します。
稽古場は土足厳禁なので足袋や稽古シューズをご用意ください。
玄関から稽古場に至るまでのスリッパもあると望ましいです。

Q5 電話やメール、FAX以外の問い合わせ方法はありますか。

ZOOM、スカイプ、Google Meet に対応しております。
ご希望の方には結城座のアカウントをお伝えいたしますので、お気軽にお問合せください。

ご不明点がございましたらお気軽にお問合せください。

応募相談窓口

ご不明な点やご不安な点、なんでもお気軽に結城座までご相談・お問い合わせください。

公益財団法人 江戸糸あやつり人形結城座

TEL: 042-322-9750(平日10:00~18:00)

〒184-0015 東京都小金井市貫井北町3-18-2

FAX: 042-322-3976

応募相談・お問合せフォーム

講師プロフィール

三代目 両川船遊(人形使い)

十代目結城孫三郎(故 結城雪斎)の次男。
幼少より日舞を習い、4歳で初舞台。
11歳から武智鉄二歌舞伎教室に入門し、歌舞伎、能は観世栄夫、狂言は茂山千之丞の教えを受ける中、人形遣いの修行も重ねる。72年三代目両川船遊、93年十二代目結城孫三郎を襲名、以降二つ名前で結城座を牽引。2021年6月、長男が十三代目孫三郎を襲名。以降も両川船遊として公演や人材育成に精力的に活動。

清水寛二(能役者)

能役者。1953年奈良県生まれ。早稲田大学在学中に山本順之の指導を受け、銕仙会に入門。故観世寿夫、故八世観世銕之丞、九世観世銕之丞に師事し、銕仙会公演などで古典能の上演を続ける一方、新作能 『長崎の聖母』『沖縄残月記』『ヤコブの井戸』などの演出・シテをつとめる。組踊、昆劇などの他の伝統芸能や現代劇、現代音楽、ダンスなどとの共同舞台にも取り組んでいる。

©️ HAL KUZUYA

山田うん(ダンサー・振付家)

器械体操、バレエ、舞踏を学び渡仏。2002年「Co.山田うん」設立。日本をリードするコンテンポラリーダンスのカンパニーを率いて国内外で活躍している他、ミュージカルやオペラの振付、演劇の演出、またソロダンサー、指導者としても世界各地から注目さえている。第8回日本ダンスフォーラム大賞受賞。第65回芸術選奨文部科学大臣新人賞。平成26年度文化庁文化交流使。令和2年第37回江口隆哉賞受賞。

加藤直(演出家・劇作家)

ロングランのエンターテイメント作品を手掛ける一方、東京室内歌劇場、二期会、日生劇場、オペラシアターこんにゃく座等で多くのオペラも演出。

劇作家・演出家。横浜生まれ。
1966年劇団俳優座付属養成所卒業。70年黒テントの創立に参加。80年代中頃からオペラ、演劇、ミュージカル、コンサート、合唱等の作・演出を開始。

表現の在り方を鋭く検証し、知的かつスラプスティックに仕立てていく作品づくりに定評がある。まつもと演劇工場・工場長。

文化庁委託事業「令和4年度次代の文化を創造する新進芸術家育成事業」

主催
文化庁、公益財団法人 江戸糸あやつり人形結城座
制作
公益財団法人 江戸糸あやつり人形結城座
協賛
COFFEE HALL くぐつ草
協力
銕仙会 Co. 山田うん まつもと演劇工場 いわてアートサポートセンター
22年4月5日

江戸糸あやつり人形結城座 第一回スタジオ公演 東海道中膝栗毛~赤坂並木から卵塔場まで~

江戸糸あやつり人形結城座 第一回スタジオ公演

「東海道中膝栗毛」

〜赤坂並木から卵塔場まで〜

ご予約はこちら

ご挨拶

小金井市民の皆様方より、地元公演のご要望の声が高まる中、この度満を持して「第一回 スタジオ公演」を行う運びとなりました。

「東海道中膝栗毛〜赤坂並木から卵塔場まで〜」をはじめ三本の古典演目を、ここ武蔵小金井の結城座スタジオにてご覧いただきます。とりわけ、「東海道中膝栗毛」は2020年の復活公演にて好評を博し、生の新内の語りと人形の掛け合いや、歌川広重「東海道五十三次」を編集したデジタル映像が舞台背景に投影されるなど臨場感・没入感にあふれた演目となります。

限られた席数での公演となりますが、小さな場ならではの人形の醍醐味を存分に味わっていただければと思っております。

座員一同、皆様にお目に掛かれますことを心よりお待ち申し上げます。

「東海道中膝栗毛〜赤坂並木から卵塔場まで〜」
チラシPDF(517Kb)

22年2月1日

結城座旗揚げ385周年記念公演第三弾『変身』

結城座旗揚げ385周年記念公演第三弾

「変身」

なんてこったい・・・。虫だ・・・。

カフカの名作「変身」をシライケイタ脚本・演出で上演!
人形デザインは「自身の負の記憶と人間の闇を混淆した美」を描く画家、谷原菜摘子
結城座と初タッグの活躍中の若き実力者たちと挑む、
人間の心の深淵を描く人形芝居にご期待ください。

ご挨拶

憚りながら……

もうかれこれ四十年前くらいから、カフカの変身を舞台にかけてみたくて仕方が無かったのですが、すでに色々な方々、あらゆる劇団が取り上げていたので、二の足を踏んでいたのですが、この年(七十八歳)になり、ますます変身がやりたくてしかたがなくなり………

しかし、台本、演出、人形美術をどうすれば良いのか……悩んでいたところ、シライケイタ氏に出会い、この人で行こう!と心に決め、そして偶然TVで谷原菜摘子さんの特集が組まれていたのを観て人形美術はこの人以外はない!と思い、失礼とはわかっていながら、すぐに連絡したところ、快く承諾してくださいました。

お二人とも私から比べたらお若く(そりゃあたりまえでしょう)まだ見ぬ世界へ私を連れて行ってくれるのは間違い無いであろうと今から心が舞い上がっています。そんな気持ちでお客様とお会いできることが楽しみです。どうぞ皆様賑々しくご来場ください。心よりお待ち申し上げます。

三代目 両川船遊

「壺坂霊験記」
チラシPDF(513Kb)

自主公演 21年12月17日

『変身』