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25年12月12日

特設ページ「伽羅先代萩」2026年

江戸糸あやつり人形結城座
旗揚げ390周年記念公演第三弾

伽羅先代萩めいぼくせんだいはぎ

2026年3月25日 ~3月29日
会場:東京芸術劇場 シアターイースト

チラシダウンロード(1.2Mb)

天明五年結城座書下ろし
初演より二百四十年上演仕候

背中ごしの政岡

三百九十周年記念公演も第三弾、とうとう最後になってしまいました。出し物は「伽羅先代萩」です。この作品は結城座にとって大切な作品に違い有りません。この先代萩の政岡役を私は何度もやらせていただきましたが、一番印象に残っている舞台は、自分が演じた政岡ではなく、父が十年間病に臥せって九十歳で復帰した時でした。稽古が進むにしたがって、父は出たくないとか自信がないとか言い出して、私を始め全員が困り果て、最終的には、私が後見をつとめて、父が何か有った時には代役をつとめると説得し、父はシブシブ了承し、政岡を演じる事になりました。本番の時は父の背中合わせに正座をし、父の人形を遣っている姿を見る事が出来ず、自分の背中に神経を集中させ、父の気配を一寸でものがさないように、全神経をそば立てて居りました……それまで父から人形の遣い方を何も教えてもらえなかったのに、この瞬間父にすべての事を背中ごしに伝えられた気持ちになった事が今でも思い起こされます。父はその後3ヶ月後にこの世を去る事になりました。

三代目両川船遊

あらすじ

遊郭に耽溺し不行状がやまず隠居処分になった足利義綱に替わり、若君・鶴喜代(つるちよ)が家督を相続する。しかし、お家横領を狙う奸臣・仁木弾正(にっきだんじょう)等は、幼君殺害をもくろむ。そこで、乳母・政岡は、毒殺をおそれて、若君は病気と偽り御殿で自らが飯を炊いて養い、また万一のときは、自分の息子である千松(せんまつ)を幼君の身替わりにと考え、常日頃言い聞かせてきた。
そんな折、逆臣方の梶原景時(かじわらかげとき)の奥方・栄御前(さかえごぜん)が将軍頼朝公より拝領した御菓子を持参し見舞いにやって来る。
「大将よりの下されもの」と菓子を強要する栄御前に政岡が困惑する中、兼ねてよりの言いつけを守り飛び込んできた千松が、あっという間に菓子を食べ苦しみ出す。毒入りの露見を怖れた仁木弾正の妹・八汐(やしお)が、「頼朝公から下されしこの折、踏破りしは上への無礼。」と、懐刀で千松を刺し殺す。それでも母政岡は、幼君のためにじっと無念さをこらえ顔色一つ変えなかった。その毅然とした態度に、栄御前は政岡が鶴千代と千松を入れ替えた故と思い、悪巧みを政岡に明かして帰って行く。一人残った政岡は、そのとき初めて我が子の亡骸に取り付いて「よくぞ幼君の命を守ってくれた」と涙にくれながら、母として我が子を見捨てざるを得なかった悲哀をくどきはじめる。

日程

2026年3月25日 – 29日

3月25日26日27日28日29日
14:00
19:00
  • 開場は開演の30分前。受付開始は開演1時間前より。
  • 全日程、キャンセル待ちにてお受けいたします。(非表示中.hdn)

小金井市内在住・在学小中学生出演者募集中!(非表示中.hdn)

★先着10名
★参加費無料
★受付期間 :~ 11/19(水)

会場

東京芸術劇場 シアターイースト

東京都豊島区西池袋1-8-1

03-5391-2111 (代表)

*託児サービス有(有料・要事前申込)

JR・東京メトロ・東武東上線・西武池袋線
池袋駅西口より徒歩2分。
駅地下通路2b出口と直結

チケット(全席指定)

料金

一般
6,000
DM会員先行予約
5,500
小金井市民割
3,300
ペア券
10,500
U30
3,000
親子チケット(一般1名+中学生以下1名)
4,500
学生
2,000
  • DM・ペア・U30・学生チケットは結城座のみ取扱。
  • DM会員登録は結城座HPで24時間すぐできます
  • U30(30歳以下)・学生チケットの方は当日学生証や年齢確認のできるものをお持ちください。

発売日

DM会員先行予約受付
1215 → 2026年115
*DM会員登録は予約フォームで24時間すぐできます。
一般予約受付開始
2026年116

取扱い

江戸糸あやつり人形 結城座
予約フォーム 予約フォーム (12/15より有効)
電話 042-322-9750 (平日:10時-17時)
東京芸術劇場ボックスオフィス
電話 0570-010-296 (休館日を除く10:00~19:00)
外部サイト
チケットぴあ
外部サイト (Pコード:539008)
カンフェティ
電話 0120-240-540(平日:10時-17時)
http://confetti-web.com/@/youkiza_390th_annivol2

出演・スタッフ

出演

十三代目結城孫三郎

結城育子

湯本アキ

小貫泰明

大浦恵実

安藤光

三代目両川船遊

義太夫
竹本越孝
鶴澤津賀花

スタッフ

構成・監修
三代目両川船遊
脚色(花水橋の場)
福田善之
舞台美術
池田ともゆき
照明
横原由祐
音響
島猛
舞台監督
青木規雄
宣伝美術
小田善久
宣伝写真
石橋俊治
松原サユミ(tayutan)
制作
結城育子

結城座応援セット 5,000円 12月15日より発売

1635年に旗揚げした結城座は390周年を迎えました!今年1年間を通して、390周年記念公演を行います。つきましては、結城座旗揚げ390周年記念グッズを含む、「結城座応援セット」を販売いたします。収益は、本公演の舞台作りに使用させていただきます。是非お買い求めいただき、結城座と共に390周年を盛り上げていただけますと幸甚でございます。

セット内容

  • 結城座 390周年記念 本染め手ぬぐい
  • 「伽羅先代萩」ポストカード
  • 「伽羅先代萩」パンフレット

販売期間

2025年12月15日~2026年3月29日

ご購入方法

下記いずれかの方法でお申込みください。

  1. お電話 (042-322-9750)
  2. FAX (042-322-3976) … 申込用紙ダウンロード
  3. お申し込みフォーム
    (チケット予約フォーム内)

* 公演期間中、劇場でも販売致します。お支払いは現金のみでのお取り扱いになります。

支払い方法

銀行振込、郵便振替、クレジットカード決済のいずれかでお支払い下さい。

  • 【銀行振込】 みずほ銀行吉祥寺支店 普通口座 1311744
  • 【郵便振替】 口座記号 00110-8-557885
  • 【クレジットカード】 お申込後2日営業日以内に、お支払い金額の通知メールをお送り致しますので、内容に従い記載の期限までにお支払い手続きをお願い申し上げます。2日営業日以内にメールが届かない場合は結城座(ticket@youkiza.jp)までご連絡下さい。

商品受渡方法

①「伽羅先代萩」公演チケットと「結城座応援セット」をご購入の場合
「応援セット」代金+チケット代金+事務手数料350円の合計額ご入金確認後、チケットをご郵送する際に引換券を同封致します。当日劇場にて商品の引き換えをお願い致します。

②「結城座応援セット」のみのご購入の場合
5000円+送料350円のお振込み確認後、4月中にご郵送致します。

公益財団法人 江戸糸あやつり人形結城座

TEL: 042-322-9750(平日 10:00-17:00)
FAX: 042-322-3976

お問い合わせフォーム

企画・制作・主催
公益財団法人 江戸糸あやつり人形 結城座 (国記録選択無形民族文化財/東京都無形文化財)
助成
文化庁文化芸術振興費補助金(舞台芸術等総合支援事業(公演創造活動))|独立行政法人日本芸術文化振興会
公益財団法人東京都歴史文化財団 アーツカウンシル東京 【東京ライブ・ステージ応援助成】
協賛
COFFEE HALL くぐつ草
未来工業株式会社
協力
株式会社コクテール堂
文化庁文化芸術振興費補助金(舞台芸術創造活動活性化事業)|独立行政法人日本芸術文化振興会
COFFEE HALL くぐつ草 未来工業株式会社
株式会社コクテール堂
公益財団結城座
25年10月31日

複製 特設ページ「タクボク 雲は旅のミチヅレ」2025年

江戸糸あやつり人形結城座

「タクボク 雲は旅のミチヅレ」
小金井公演

2025年11月29日(土) ~11月30日(日)
会場:結城座スタジオ

あらすじ

雲と遊び風と戯れ、糸あやつり人形の一座が旅をしていた。お客が待つ次の劇場へ向かう途中の事だった。ふと気がつくと一座の代表的古典作品 の主役の人形がいないじゃないか!皆で探していると道の端に1冊のノートが落ちている。イシカワハジメー啄木ーという新米の教師が書いた日記 らしい。歌や奇抜な話が満載だ。 舞台は、いつかどこかにあったに違いない楽しくも滑稽な「ガッコウ」。ここでは、ハジメ先生(啄木先生)が作ったウタをみんなで歌って踊っている。ちょっと変わった先生たち―ウナギ校長、ススケランプ教頭、マドンナ先生、マダム馬鈴薯ーと元気で素直な村の子供たちとで繰り広げる、ユニークな学校生活!

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25年8月6日

特設ページ「タクボク 雲は旅のミチズレ」2025年

江戸糸あやつり人形結城座

結城座旗揚げ390周年記念公演第二弾

「タクボク 雲は旅のミチズレ」

2025年9月18日(木) ~9月23日(火・祝)
ザムザ阿佐谷

あらすじ

雲と遊び風と戯れ、糸あやつり人形の一座が旅をしていた。お客が待つ次の劇場へ向かう途中の事だった。ふと気がつくと一座の代表的古典作品 の主役の人形がいないじゃないか!皆で探していると道の端に1冊のノートが落ちている。イシカワハジメー啄木ーという新米の教師が書いた日記 らしい。歌や奇抜な話が満載だ。 舞台は、いつかどこかにあったに違いない楽しくも滑稽な「ガッコウ」。ここでは、ハジメ先生(啄木先生)が作ったウタをみんなで歌って踊っている。ちょっと変わった先生たち―ウナギ校長、ススケランプ教頭、マドンナ先生、マダム馬鈴薯ーと元気で素直な村の子供たちとで繰り広げる、ユニークな学校生活!

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25年5月21日

特設ページ「奢りの都市」2025年

江戸糸あやつり人形結城座
「奢りの都市まち

2025年6月11日(水) 〜 6月15日(日)
中野 ザ・ポケット

稽古風景などXで随時更新中!是非ご覧ください

ご挨拶

 この度は、結城座旗揚げ390周年記念公演第一弾、劇作家・演出家である佐藤信氏の新作書き下ろし・演出による「奢りの都市」のご案内です。
 結城座と佐藤信氏は2005年上演「夢の浮橋」以降、20年振りにタッグを組みます。
 本作は嵯峨天皇の十二皇子で、「源氏物語」のモデルになったとも言われる源融を主人公にした世阿弥の名作『融』を下敷きにして、近未来の「ミヤコ」を舞台に、都市という場所とそこに生きる人々の栄枯盛衰を描きます。
 能役者・清水寛二氏を客演に迎え、江戸糸あやつり人形と能という2つの異なる古典芸能についての想像力を、遠く奈良時代の「散楽」にまで遡らせて、“舞い”や“祈り”といった原初の姿に思いを巡らせながら、新しい融合表現こころみる意欲作です。
 現代演劇のルーツの一つでもある能と結城座の人形は、長い歴史の変遷を辿りながらも、異なる伝統文化の形をとり現代まで受け継がれています。
 不安定で変化の激しい現代社会の中で、人々が日々の営みの原点を振り返り、今と地続きの未来へと思いを馳せる舞台を是非お楽しみください!
 
皆様の賑々しいご来場を心よりお待ち申し上げております。

チラシPDF(3.8Mb)
自主公演 25年2月28日

『タクボク 雲は旅のミチヅレ』

自主公演 25年2月28日

『奢りの都市』