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23年10月3日

2023.10『わが父、耳なしの琵琶奏者』特設ページ

江戸糸あやつり人形結城座

「わが父、耳なしの琵琶奏者」

江戸糸あやつり人形×能役者×琵琶奏者

シンガポールの演出家、Chong Tze Chien 翻案による「現代版・耳なし芳一」

8月に開催されたWSの様子を公開致します! 是非ご覧ください

ご挨拶

シンガポールの現代演劇を代表する演出家・チョン・ツェシエン氏は、20 年以上にわた り中国の伝統的な人形劇との関わりを深めてきました。さらに、自身が中心メンバーである 人形劇団・フィンガープレイヤーズにおいても、伝統的な人形劇を現代演劇の中で積極的に 活かして、伝統と前衛のあり方に対して鋭い問題意識を持っています。

「古典と新作の両輪」で動く結城座の姿勢に感銘を受けたチョン氏は、十二代目結城孫三 郎(現・三代目両川船遊)を招聘して自らの劇団員へワークショップを行って以来、互いに 協働の機会を探っていました。

この度は、世界を流浪したコスモポリタン作家でありながら、日本の伝統にも深い洞察力 を発揮した小泉八雲の「耳無し芳一の話」を現代演劇として大胆に翻案しました。さらに、 能役者・清水寛二琵琶奏者・荒井靖水も加わり、日本=アジアの伝統と現代性が渾然一体 となった舞台をつくりあげます。

十三代目 結城孫三郎

23年3月23日

第二回スタジオ公演『壺坂霊験記』特設ページ

江戸糸あやつり人形結城座 第二回スタジオ公演

「壺坂霊験記」

ご予約はこちら

先着20名!
5日、7日、8日、9日の公演終了後、人形あやつり体験開催決定!

* 定員に達しました

ご挨拶

この度、結城座スタジオにて「壺坂霊験記」をご覧いただきます。

この演目は、2021年にザムザ阿佐谷にて行いました。実はその時、私の父・両川船遊は腰痛の悪化で人形を操ることもままならず、せりふや人形の稽古も進まず、本当に幕を開けられるかという不安で一杯でした。それでもなんとか初日を迎えられた時は、まさに感無量でした。その2ヶ月後、良い医者にも恵まれ、お蔭様で今では驚くほど元気になりました。

長年父と共に稽古を重ねた、この結城座スタジオで「壺坂霊験記」を再演できることに、皆様に心より感謝申し上げます。

スタジオ公演は昨年の「東海道中膝栗毛」に引きつづき2回目になります。この機会に活動の原点で、稽古場でもある結城座スタジオに是非ともお越しくださいませ。

座員一同、皆様の賑々しいご来場を心よりお待ち申し上げます。

十三代目 結城孫三郎

自主公演 23年3月15日

『壺坂霊験記』

自主公演 23年3月14日

『東海道中膝栗毛』

23年1月12日

『荒御霊新田神徳』

江戸糸あやつり人形結城座

荒御霊あらみたま新田にったの神徳しんとく

2023年3月2日 – 3月6日
東京芸術劇場 シアターウエスト

平賀源内安永8年結城座のために
書き下ろし「荒御霊新田神徳」
花組芝居加納幸和演出
244年ぶり現代らせます!

あらすじ

「神霊矢口渡」で愛する新田義峯を庇い、実父頓兵衛の手にかかり命を落とした娘お舟。新田義峯への未練からお舟の魂は次々と女たちに乗り移ります。本作では「神霊矢口渡」の物語も交えながら、稀代の色男、新田義峯に惚れてしまった女たちの悲しい運命を描きます。

「平賀源内」について

平賀源内は享保13年(1728年)に高松藩の小吏白石茂左衛門の3男として讃岐志度浦に生まれ、発明家、文芸家、陶芸家、画家、本草家、起業家、鉱山家など様々な面で活躍した人物です。「発明家」としての活躍では日本初の発電器エレキテル(摩擦静電気発生装置)を完成させたことが有名です。

そんな平賀源内は「文芸家」として明和7年(1770)には浄瑠璃『神霊矢口渡』を発表し、1月外記座で上演されるや大受けとなりました。それまでの江戸の浄瑠璃は大坂で評判のあるものを再上演するといった状態であったものを、江戸を舞台に江戸弁を取り入れた「神霊矢口渡」は人気演目となり、現代でも歌舞伎などで上演されるほどです。

平賀源内は福内鬼外というペンネームで9編の浄瑠璃をつくりました。「荒御霊新田神徳」はそのうちのひとつであり、「神霊矢口渡」の後日談になります。

平賀源内記念館 HPより引用。語尾を一部変えています。)

平賀源内や荒御霊新田神徳に関する豆情報をtwitterにてつぶやいています!

自主公演 22年11月28日

『荒御霊新田神徳』