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2015年9月28日(月)人形取替えっこ
今日もいつものように、お稽古は足踏みから始まります。
その場で足踏みするときと、
足踏みで前進するとき、
小走りするとき、
後ずさるとき、
体重のかかり方はどう変わるのか、実感しながらの足踏みです。
さて、今日は普段使っている人形をお互いにシャッフルしてみました。
どんなことが起こるでしょう。
まず起こったことは、さっきまで出来ていた足踏みが上手く出来なくなってしまう。
ということでした。
人形によって重さも違えば、癖も違います。
人形は慣れで使うのではなく、
しっかりと人形をみて、どうやって使うべき人形なのか考えることが必要なんですね。
人形の糸の長さはつかう人、ひとりひとりの身長にあわせて調整されています。
ひとの人形を使うということは、
自分にとって使いやすい糸の長さではない、ということばかりなので、
そこでまた一苦労。
自分よりも身長の低いひとの人形であれば、
いつもより腰を落とす必要がありますし、
自分よりも身長の高いひとの人形であれば、高い位置まで腕を上げて手板を使わなくてはいけません。
2、3cmの差でも大きな違いを感じている皆さんに、
千恵先生は「プラスマイナス20cmまでは問題なく使えますよ!」
とおっしゃいます。
普段使わない人形を使うことは楽しいものです。
休憩時間になっても休まずにひたすら、
好奇心をもって色々な人形にチャレンジし続ける皆さんでした!
授業日誌更新しました
2015年9月26日(土)授業で遣う人形たち
本日は、塾生の皆さんが授業で遣っている人形を少しご紹介します。
なかなか濃い皆さんですね。
左の方は、半纏に「駕籠虎」とありますので、駕籠かきの衣裳を着ています。
こちらのお二人の頭は、最近(2012年)の「夏の夜の夢」で作られたものです。
職人たちですね。衣裳は別の演目のものです。
左の方の衣裳は、ついこの前(昨年)の「オールドリフレイン」のものです。
ルーマニアの踊り子ですね。
この頭は、少し前(1997年)の「昭和怪盗伝」、、かな。。
この頭は、遡って(1953年)テレビ人形劇「玉藻前」の頭じゃなかろうか。。
これ以上書き続けると怒られそうなので、このあたりで辞めます。
何をお伝えしたかったかといいますと、授業で皆さんに遣っていただいている人形は、
お稽古用の人形、というものではなく、
全て結城座の公演で遣われたものですし、これからも舞台に立つ人形達です。
人形の仕組みも、塾のために特別に簡単にしてあるということはなく、
人形遣いが遣う人形をまるっとそのまま学んでいただいています。
糸あやつり人形、難しいですよね。
でも、糸で人形を遣うことの魅力とか、面白さとか、こだわりとか、
少しでも感じて貰えたらいいなと思います。
舞台で経験を踏んできた人形たちと共に!
宮沢賢治の写し絵劇場~注文の多い料理店~ 終了致しました
9月18日(金)宮沢賢治の写し絵劇場~注文の多い料理店~(小金井宮地楽器ホール)終了致しました。
たくさんのお運びありがとうございました。
2015年9月12日(土) ロープを踏まないように
今日は土曜日ですので二コマの日です。
ちょっと大変ですが、張り切って授業を進めてまいりましょう!
結城座は、写し絵「注文の多い料理店」の稽古中ですので、大きなスクリーンが頭上に
吊るされています。
いつもの足踏みの後、古典のリズムで足踏みをする稽古をしました。
右足から1、2、3、1、2 次に左足から1、2、3、1、2
これを繰り返します。
現代音楽のリズムとの違いに、皆さん少し途惑っていらっしゃいます。
次に1、②、3、1、2 … の②だけ足踏みしない。というのをやってみました。
これは難しい!!
でも大丈夫です!お稽古したらできるようになります!
次に、ロープを踏んだり蹴ったりしないように、足踏みをして前進するお稽古をしました。
ロープが段々高くなっていきます。
人間にとって1、2センチの高さの違いは些細なものでも、人形にとっては全然違うものです。
上手に人形がロープに引っかからないように前進できても、人形遣いが引っかかってしまう。。
なんてこともあります。
人形の身体と人形遣いの身体、両方に気を配らなくては成立しませんね。