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2015年10月19日(月) 日本舞踊 2回目 イメージを膨らませる
前回より手早く着付けて、今日は日本舞踊の2回目です。
教えて頂いている『宵の待ち』には、小さな物語がたくさん詰まっています。
登場するのは、物思いにふける花魁と、花魁の世話をする禿(かむろ)。
踊りの中盤に、考え込んでいる花魁の肩が冷えないように、
羽織か打掛をかけてあげる禿の仕草が出てきます。
その仕草をより具体的に想像するために、塾生同士ふたりひと組を作り、
花魁の肩の広さや、座っている女性の肩の高さを確かめあいました。
イメージした女性にそっと羽織をかけてあげます。
みなさん、優しい手つきです。
人形を使う時と同じように、具体的なイメージがいつも大切ですね。
ではまた次回!
授業日誌更新しました。
2015年10月12日(月) 日本舞踊 1回目 まずはお扇子の持ち方から
今日は日本舞踊の授業ですので、皆さんお着物をお召しです。
普段はサッパリされた印象の方も、おしとやかに見えます。
教えて下さるのは、西川鯉之祐先生と西川貴美子先生です。
今年から塾に参加されたかたのほとんどが、踊りは盆踊りのみとのこと。初めてのことにワクワクしますね。
二年目三年目の生徒さんのなかには、美しく着付けていらっしゃるかたも見えますが、今年からのかたはそうはいかない
ご様子。これは着付けからお勉強です!
鯉之祐先生が役ごとの着付のこつをお話ししてくださいました。
子供の役のときは、おはしょりを大きく。
上等の着物のときは裾を長く。
着付のお話しの後は、お扇子の開き方、閉じ方。
そして、取り出しかた、片付けかたをご指導いただきました。
その後、すり足で稽古場をグルっと回り、早速踊りのお稽古に入ります。
女踊りと男踊りを一曲づつご指導頂くのが恒例で、毎年違う曲をお稽古しますが、今年の女踊りは「宵は待ち」です。
日本舞踊の授業は6回ですから、ということは、3回の授業で女踊りが終わってしまうことになります!
まあ大変!張り切ってお稽古しましょう!!
「皆さんは上手に踊ろうと思わないで、踊ることを楽しんで下さい。」と鯉之祐先生。
やさしい先生方と共に、日本舞踊のお稽古は二回目へと続きます。。
日越国際協働制作公演 始動します!
2016年3月。江戸糸あやつり人形 結城座は新作を発表します!
今回の作品は、ハノイにあるベトナム青年劇場との協働制作で、
坂手洋二脚本・演出の「野鴨中毒」(原作:ヘンリック・イプセン)に挑みます。
人形美術は、結城座ファンには「宮沢賢治〜注文の多い料理店〜」でおなじみの寺門孝之さん。
ベトナム青年劇場から迎える国民的女優レ・カインさんが、
十二代目結城孫三郎をはじめ人形遣いが操る寺門さんご自身が作製される人形と共演します!
これまでフランスやイタリアなどとの国際共同制作の経験がある結城座も、
ベトナムとの協働制作は初めてのこと。
アジアのパワーが結集した舞台を目指します!
このブログでは、公演に関する新着情報、協働制作の様子や
ベトナムトピックなどをお知らせしていきます。
どうぞご期待ください!