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日誌2015 15年10月10日2015年9月19日(土)肉体使って方向転換
さて今回は日にちを遡った内容の日誌です。

行った授業は人形の「方向転換」
お芝居は真っ直ぐばかりには進めませんから、よく使う動きですね。
だからこそ観客の皆様に違和感を与えないように
自然に動かさないといけません。
ついやってしまうのは、人形の足から動かして
遣い手が人形に着いていくパターン。
ですがそれだと人形の足が大きく、長く上がったりで、間が合わなかったりします。
なので先に遣い手の体の向きを変えるのです。
そうすると自然に、手に持っている人形が向きを変えます。
その動きに足の歩を着けるんですね。
人形が崩れないように素早く、
神経を使いながら体を動かすのは中々難しいです。
そしてそれを踏まえて次の稽古。

稽古場の上下端で対になり、中央に向かって進んで行き、
人形どうしで出会います。
この時に互いの人間関係を設定して、ちょっとお芝居します。
ある人は友人どうし、またある人は道を訊ねる人などのお芝居をして、
二人一緒に同じ方へ向きを変え、去って行きます。
お客様からの見え方や、相手役との距離や体位にも気をつけての動きます
いろんな所に神経を使って大変ですが、
お芝居のための 表現方法が増えていくのは、気持ちがワクワクしますね。
ではまた!
15年10月3日授業日誌更新しました!
日誌2015 15年10月3日2015年9月28日(月)人形取替えっこ
今日もいつものように、お稽古は足踏みから始まります。
その場で足踏みするときと、
足踏みで前進するとき、
小走りするとき、
後ずさるとき、
体重のかかり方はどう変わるのか、実感しながらの足踏みです。

さて、今日は普段使っている人形をお互いにシャッフルしてみました。
どんなことが起こるでしょう。
まず起こったことは、さっきまで出来ていた足踏みが上手く出来なくなってしまう。
ということでした。
人形によって重さも違えば、癖も違います。
人形は慣れで使うのではなく、
しっかりと人形をみて、どうやって使うべき人形なのか考えることが必要なんですね。
人形の糸の長さはつかう人、ひとりひとりの身長にあわせて調整されています。
ひとの人形を使うということは、
自分にとって使いやすい糸の長さではない、ということばかりなので、
そこでまた一苦労。

自分よりも身長の低いひとの人形であれば、
いつもより腰を落とす必要がありますし、
自分よりも身長の高いひとの人形であれば、高い位置まで腕を上げて手板を使わなくてはいけません。
2、3cmの差でも大きな違いを感じている皆さんに、
千恵先生は「プラスマイナス20cmまでは問題なく使えますよ!」
とおっしゃいます。

普段使わない人形を使うことは楽しいものです。
休憩時間になっても休まずにひたすら、
好奇心をもって色々な人形にチャレンジし続ける皆さんでした!
15年9月26日授業日誌更新しました
日誌2015 15年9月26日2015年9月26日(土)授業で遣う人形たち
本日は、塾生の皆さんが授業で遣っている人形を少しご紹介します。 
なかなか濃い皆さんですね。
左の方は、半纏に「駕籠虎」とありますので、駕籠かきの衣裳を着ています。
今も結城座の公演でよく使われる衣裳です。 
こちらのお二人の頭は、最近(2012年)の「夏の夜の夢」で作られたものです。
職人たちですね。衣裳は別の演目のものです。
左の方の衣裳は、ついこの前(昨年)の「オールドリフレイン」のものです。
ルーマニアの踊り子ですね。

この頭は、少し前(1997年)の「昭和怪盗伝」、、かな。。
すみません、自信ないです。出直してきます。 
この頭は、遡って(1953年)テレビ人形劇「玉藻前」の頭じゃなかろうか。。
これ以上書き続けると怒られそうなので、このあたりで辞めます。
何をお伝えしたかったかといいますと、授業で皆さんに遣っていただいている人形は、
お稽古用の人形、というものではなく、
全て結城座の公演で遣われたものですし、これからも舞台に立つ人形達です。
人形の仕組みも、塾のために特別に簡単にしてあるということはなく、
人形遣いが遣う人形をまるっとそのまま学んでいただいています。
糸あやつり人形、難しいですよね。
でも、糸で人形を遣うことの魅力とか、面白さとか、こだわりとか、
少しでも感じて貰えたらいいなと思います。
舞台で経験を踏んできた人形たちと共に!
15年9月21日宮沢賢治の写し絵劇場~注文の多い料理店~ 終了致しました
9月18日(金)宮沢賢治の写し絵劇場~注文の多い料理店~(小金井宮地楽器ホール)終了致しました。
たくさんのお運びありがとうございました。
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