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日誌2015 15年8月12日

2015年8月10日(月) 人形の目線

今日は人形で相手の顔をしっかり見る。

というお稽古をしました。

 

指し示す
 
人形たちは写真奥の白いTシャツの女性を見つけて指差しています。

しかし人形を使う人間と、人形の目線の高さは違うせいか、なかなか思った位置に人形の目線がいかず、
ここでまたひと苦労です。
 
人形が人間の存在をしっかりと認識したら、

次は片手で人間を指し示します。

顔の角度と腕の位置、人形が見ている場所を人形はしっかり指し示しているでしょうか。

 

次は人形同士でお稽古です。
人形が足踏みをして真っ直ぐ進み、別の人形と出会います。
 
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人形が他者である人形に気がつくのはいつでしょうか。
 
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相手の顔をしっかりみて、お互いを認識しあいます。
 
挨拶や握手等、コミュニケーションをとった後、去っていきます。
 
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何かを見る、という行為は人間も人形も変わらず意思を示す重要な動作です。

何かを見ること、または見ないことによって、次の動作につながる動機が生まれていきます。

 

さて、水曜日と土曜日のお稽古はお休みです。
皆さま良い夏休みを!
そして月曜日にまたお会いしましょう。

15年8月8日

授業日誌更新しました

人形の握手!

日誌2015 15年8月8日

2015年8月3日(月) 人形の握手!

人形と人形が握手をする。

簡単だと思いますか?

やってみると、なかなか難しいのです。

人間だったら、握手をするときに相手のどの辺りを見るだろうか?

人間だったら、手はどのくらいの高さにするだろうか?

相手との距離はどのくらいがいいのだろうか?

人形でやってみると、なかなかうまくできません。

 

握手①

 

相手と近すぎても、遠すぎてもうまくいかない。

 

手を出す位置が高過ぎれば、人間ではありえない握手になってしまう。

握手②

握手②

 

人間の握手を思い出したり、観察したり。

普段何気なくやっている行動も、人形でやるとなると自然にできるものではないのですね。

今までの授業ではあまり考えなかった、人形と人形の関係を考える授業になったのではないでしょうか?

 

少しずつ色々なことができるようになって、みなさんとても楽しそうな授業でした!

15年8月3日

宮沢賢治の写し絵劇場~注文の多い料理店~ チケット販売開始

宮沢賢治の写し絵劇場~注文の多い料理店~ チケット販売開始いたしました。
日時: 2015/9/18(金) 19:00~
会場: 小金井宮地楽器ホール(小金井市民交流センター) 1階小ホール
結城座にて、お電話、オンラインチケットサービスで受け付けております。

15年8月1日

授業日誌更新しました。

今回は人形の構造を見てみました。

日誌2015 15年8月1日

2015年7月25日(土) ビデオ鑑賞と人形の構造

土曜日は二コマ授業。今回一コマ目はいつもの様にお稽古をし、二コマ目はビデオ鑑賞です。

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塾生の方の中には実際に結城座のお芝居を見たことが無い方もおられたので、

実際の人形芝居とはどのような物かを観ていただきました。

演目は「獅子舞」「仙人塚」「鈴が森」「八百屋お七」

人形の見せる鼓動、息づかい、仕草、台詞などなど

皆さんが行っている基礎稽古がどのように発展してゆくのかを再確認です!

 

そして今度は人形の構造説明です。

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今まで稽古で使っていたものの、どんな人形か解らなかったと思いますので

裸の姿を見てもらいました。

結城座の人形はとても素朴で見た目は箱のようですが、先人の知恵と工夫が詰まっています。

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頭を振る仕組みや、息づかいを表現する顎を前へ出す仕組み、

接合部の緩みによって可能な動作

日本人独自の感性で作られています。

女形の人形は女性らしい仕草が出来るよう、男形と違い胴が提燈構造になっており、

足首も無く、裾さばきで歩くことを表現します。

手足や頭は交換式で、演目ごとにその芝居の「役」を組み上げ、衣裳の丈なども組んだ人形に合わせます。

と言う事は、人形ごとにバランスが毎回変わってくるので、そこは遣い手が自分で遣い易いよう

錘を入れたり、糸の具合を図ったり調整するのです。

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さて人形の構造を確認して、自分たちがどのように人形を立たせたり、足踏みしているのか実感できたようです。

こんな箱みたいな「物」がお芝居の中では生き生きと動きまわるのですから本当に不思議ですね。

その面白さ、楽しさをたくさんの皆さんと共有できたらと思います。

ではまた。