アーカイブ
Author Archive
2015年11月16日(月) 能の発声法と所作
外部講師の方々による特別講義、日本舞踊に続いて「能の発声法と所作」の授業も始まっています。
講義をご担当いただくのは、シテ方観世流能楽師緑泉会代表 津村禮次郎先生です。
全8回の授業の内、既に5回が終了し、残すところは12月の2回のみとなりました。
お能についてほとんど知識のない塾生に対しても、
その成り立ちや内容について座学でとても詳しく教えて頂きました。
この5回の授業の中で塾生の皆さんは「高砂」の謡と仕舞も学んでいます。
世阿弥が作ったこの曲は、室町時代から今日まで能の代表的な祝言曲として伝えられています。
お能は過去の形態をそのまま継承している世界最古の舞台芸術といわれています。
謡曲のテキストの中には今の言葉の元になっているものも多く見られ、その時の長さを感じることが出来ます。
残り2回で、少しでもにお能に近づけるといいですね。
広報用の人形画ができました!
今回の結城座×ベトナム青年劇場公演の人形デザインには、
寺門孝之さんをお迎えします。
結城座では「宮沢賢治~注文の多い料理店~」の
色鮮やかで妖しげな世界でおなじみの方です。
寺門さんが広報用に作成してくださった人形画が完成しました!
キャンバス地に描かれた、イプセン「野鴨」の少女ヘドヴィク。
パステル調の淡い色彩の美しい人形画です。
首から上の部分と髪の毛が立体になっており、
あやつり人形の手足がついて、
手にはピストルが、そして左胸には穴が・・・。
ため息のでるような美しいキャンパス画に、
公演で躍動する人形たちへの期待が高まります!
チラシに使用する写真をとるため、
背景、撮影する角度、手足の向きを変えて、
カメラマン、デザイナー、宣材ディレクターと共に
より印象的なポジションを探しました。
この写真がメインビジュアルとなった本チラシは、
12月上旬頃仕上がる予定です。
どうぞお楽しみに!
仮チラシ完成!
公演当日の会場となる東京芸術劇場や劇場公演での折り込みで配布しています。
ただいま、本チラシの作成準備中。
表面には、寺門孝之さんの人形が登場します!
どうぞご期待ください!
授業日誌更新しました。
2015年11月2日(月)日本舞踊4回目 貝殻骨をつける
筋肉痛が治まる間もなく、日本舞踊4回目です。
初回では、ひとりで浴衣を着たことがない!
とおっしゃっていた方の帯を結ぶ手つきも既にこなれていて、皆さんの習得のはやさに驚かされます。
先生はよく「貝殻骨をつけてくださいね。」とおっしゃいます。
貝殻骨という可愛らしい響きの言葉は、古い言い回しで肩甲骨のことだそうです。
左右の肩甲骨同士をつけるようにすると、ぐっと胸が開いて姿勢がよくなります。
胸の開いた姿勢は若い人を表す姿勢。
背中を丸めると、年をとった人の表現になるそうです。
胸を開いて背筋を伸ばすと呼吸も深くなり、踊りものびやかになりますね!
皆さんの全身にみなぎる緊張感と集中力、
同時に大切な呼吸とリラックス。
踊る姿勢も少しずつ様になってきたのではないでしょうか。
それではまた次回のお稽古で。