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2015年11月2日(月)日本舞踊4回目 貝殻骨をつける
筋肉痛が治まる間もなく、日本舞踊4回目です。
初回では、ひとりで浴衣を着たことがない!
とおっしゃっていた方の帯を結ぶ手つきも既にこなれていて、皆さんの習得のはやさに驚かされます。
先生はよく「貝殻骨をつけてくださいね。」とおっしゃいます。
貝殻骨という可愛らしい響きの言葉は、古い言い回しで肩甲骨のことだそうです。
左右の肩甲骨同士をつけるようにすると、ぐっと胸が開いて姿勢がよくなります。
胸の開いた姿勢は若い人を表す姿勢。
背中を丸めると、年をとった人の表現になるそうです。
胸を開いて背筋を伸ばすと呼吸も深くなり、踊りものびやかになりますね!
皆さんの全身にみなぎる緊張感と集中力、
同時に大切な呼吸とリラックス。
踊る姿勢も少しずつ様になってきたのではないでしょうか。
それではまた次回のお稽古で。
江戸糸あやつり人形の世界~女形人形の美~ 特設サイト公開
代々女形の名手としてその芸を継いでおります結城孫三郎操る屈指の女形―先代萩の政岡、八百屋お七、等を上演致します。
日本の誇る伝統文化を国際的にも発信していくために、観劇ナビゲーター(英語同時通訳付き)による進行です。
日時:2015/12/19(土)17:30~
会場:小金井宮地楽器ホール(小金井市民交流センター) 大ホール
詳細・チケットご購入・体験申込は こちら »
ベトナム青年劇場と結城座の出会い
今回の日越協働制作プロジェクトは、
2014年にベトナム青年劇場の皆さんが
国際交流基金の研修プログラムで日本に滞在中、
結城座の稽古と本番を見学したことから始まりました。
結城座は、古典の作品はもちろんですが、
「人間と人形が共演する」という、
伝統芸能と現代演劇の融合した舞台を創り続けてきました。
ベトナム青年劇場の皆さんが見学されたのも、
独特の舞台空間で表現された新作「半七捕物帳異聞」。
※「半七捕物帳異聞」2014年 客演小林大介
ベトナム青年劇場の副館長でもあるレ・カインさんが、
結城座の舞台空間に非常に興味を持ってくださり、
ぜひ一緒に新しい作品を作りたいと仰ってくださったのがきっかけで、
今回のプロジェクトに発展しました。
ベトナム青年劇場は、1978年に設立された国立劇場・劇団。
現代劇の劇団を2つと歌と踊りのパフォーマンスを行う歌舞劇団、
ベトナムで唯一のフィジカルシアターの4つの劇団を持っています。
レパートリーは、児童劇からミュージカルまでとても幅広く、
ベトナムで最も活発に上演している劇団のひとつです。
準備企画として、結城座では国際交流基金と東京都の助成を得て、
2015年3月に、ベトナムにて結城座古典公演2回およびワークショップ事業を
開催してきました。
ベトナムでの公演・ワークショップの様子も
ブログ内でご紹介していきます。
2015年10月26日(月) 日本舞踊3回目 男踊りに挑戦
日本舞踊第3回目の授業も、お扇子の置き方や持ち方、仕舞い方、お辞儀、座る、立つ、歩きの基本的な所作の復習から始まりました。
そして、「宵は待ち」の復習。
女性らしさを意識して。
貴美子先生の美しい姿勢や振りを真似するのですが、同じようにはなかなかできません。
日本舞踊は体幹が鍛えられますね。
「宵は待ち」の復習を終え、2曲目の「松づくし」を教えていただきました。
「松づくし」は、「宵は待ち」と違い、男踊りです。
日本舞踊では、まず女踊りを教えていただき上級者は男踊りを教わります。
塾生のみなさんはまだまだ初心者ですが、塾では駆け足で女踊りと男踊りを教えていただきます。
男踊りと女踊りでは、首振りやおすべりの所作がまた変わってきます。
足をハコに割ったり、ひねったり。
男らしく。勇ましく。
女踊り以上に体幹が鍛えられます。
また来週の日本舞踊の授業が楽しみですね。