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2015年11月9日(月) 発表会に向けて~衣裳編その1~
今回の写真はちょっとレアショット。
糸も衣裳もついていない人形が写っていますよ。
(そういえば、7月25日の授業で裸の人形を手に取り、人形の構造を学びましたね。なんだか懐かしいです。)
配役も決まり、台詞の稽古と並行して立ち回りの稽古も進み、
今日は今までお稽古に使っていたお人形の衣裳を脱がせて、
発表会用の衣裳を着せていきます。
竹に木にタコ糸等を組み合わせて作られた人形の胴。
衣裳を着せる前に、人形を細かく調整。
江戸糸あやつり人形の関節は基本的に「糸」で出来ているので、 細かな調整が可能なんですね。
まだ頭(かしら)の付いていないこの人形はなんの役になるのでしょう。
登場人物すべての衣裳を着せ終わった頃に、
衣裳編その2をお届けしたいです。(予定!)
それでは、また次のお稽古で。
授業日誌更新しました
2015年11月16日(月) 能の発声法と所作
外部講師の方々による特別講義、日本舞踊に続いて「能の発声法と所作」の授業も始まっています。
講義をご担当いただくのは、シテ方観世流能楽師緑泉会代表 津村禮次郎先生です。
全8回の授業の内、既に5回が終了し、残すところは12月の2回のみとなりました。
お能についてほとんど知識のない塾生に対しても、
その成り立ちや内容について座学でとても詳しく教えて頂きました。
この5回の授業の中で塾生の皆さんは「高砂」の謡と仕舞も学んでいます。
世阿弥が作ったこの曲は、室町時代から今日まで能の代表的な祝言曲として伝えられています。
お能は過去の形態をそのまま継承している世界最古の舞台芸術といわれています。
謡曲のテキストの中には今の言葉の元になっているものも多く見られ、その時の長さを感じることが出来ます。
残り2回で、少しでもにお能に近づけるといいですね。
広報用の人形画ができました!
今回の結城座×ベトナム青年劇場公演の人形デザインには、
寺門孝之さんをお迎えします。
結城座では「宮沢賢治~注文の多い料理店~」の
色鮮やかで妖しげな世界でおなじみの方です。
寺門さんが広報用に作成してくださった人形画が完成しました!
キャンバス地に描かれた、イプセン「野鴨」の少女ヘドヴィク。
パステル調の淡い色彩の美しい人形画です。
首から上の部分と髪の毛が立体になっており、
あやつり人形の手足がついて、
手にはピストルが、そして左胸には穴が・・・。
ため息のでるような美しいキャンパス画に、
公演で躍動する人形たちへの期待が高まります!
チラシに使用する写真をとるため、
背景、撮影する角度、手足の向きを変えて、
カメラマン、デザイナー、宣材ディレクターと共に
より印象的なポジションを探しました。
この写真がメインビジュアルとなった本チラシは、
12月上旬頃仕上がる予定です。
どうぞお楽しみに!
仮チラシ完成!
公演当日の会場となる東京芸術劇場や劇場公演での折り込みで配布しています。
ただいま、本チラシの作成準備中。
表面には、寺門孝之さんの人形が登場します!
どうぞご期待ください!