【授業日誌】更新しました。
重たいものを持ち上げたい人形と遣い手たち
重たいものを持ち上げたい人形と遣い手たち
今回の授業では、
ものすごく重たく、どう頑張っても持ち上がらない「物」を持ち上げるシチュエーションにチャレンジしました。
ひとりではとても持ち上げられない。
3人でもとても無理・・・。
必死で持ち上げようとして、あきらめて力を抜くとき、
その力の入れ方や呼吸はどうなるか、
自分自身にあてはめて考え、その動きを人形にうつします。
人形を遣う時の人形遣いの姿勢も大切です。
イメージする力と身体を存分に使ったお稽古が続いています!
日越国際協働制作公演
江戸糸あやつり人形結城座×ベトナム青年劇場「野鴨中毒」
東京、ベトナム(ハノイ、ハイフォン)、ルーマニア(シビウ)の公演写真を掲載いたしました。
2007年の初演から10年、結城座×鄭義信『ドールズタウン』
特設サイト、近々公開予定です。
日程:2017年1月15日~22日
会場:ザ・スズナリ
作・演出 鄭義信
人形の授業35コマ目の様子です。
本日もスタートはいつも通りの基本稽古から。
ですが、
基本稽古は舞台で人形を生き生きと動かすために積み重ねているお稽古。
その事を忘れて、お稽古の為のお稽古になってはいけません・・・!
ということで、少しだけ発展させたお稽古です。
基本稽古の足踏みで前に進みつつ、向かい側から来た人とすれ違うとき、進むリズムは崩さずに相手の顔を見る。
または、片方だけ興味を持って相手を見る。見られたほうはその視線を受けつつすれ違う。
もしくは、お互いに興味を持って顔を見ながらすれ違う。
シチュエーションをちょっとずつ変化させて繰り返す内に、
いつの間にか人形たちの歩きが生き生きし始めてきたと、本日の講師十二代目さんがおっしゃいました。
さて、次は意識を変えて大きく動くお稽古です。
写真左側の人形が足を出し、向かって右側の人形を転ばせます。
タイミングよく足を出すのも難しいけれど、転ぶのも難しい・・・
転ぶ動きにリアリティを出すにはどうすれば良いかと、ヒントを貰って転ぶお稽古中の皆さん。
うまくいっても、例えいかなくても、新しいことに挑戦すると面白いですね。