江戸糸あやつり人形 鑑賞教室
観て、知って、体験できる
楽しい江戸糸あやつり人形の世界
~後世に残したい江戸の粋と伝統芸能~
国内で初の定期鑑賞教室を開催!(訪日外国人向け英訳付き)
寛永 12 年(1635 年)、徳川三代将軍家光公の時代に、幕府公認の糸あやつり一座として公認を受けて日本橋で旗揚げ以来、384年の歴史をもつ結城座が、このたび、神田明神文化交流館(B1)「EDOCCO STUDIO」の依頼を受けて、国内では初となる定期鑑賞教室を年間を通して開催する運びとなりました。
1. 江戸糸あやつり人形の魅力
384年の結城座の歴史や、江戸糸あやつり人形の仕組み、糸の場所や遣い方、男形や女形の違いなどを詳しく解説します。また特殊な仕掛け人形の実演もいたします。
2. 人形遣い体験
実際に江戸糸あやつり人形を手に持って、その重さ、動き、糸の感触などを体験していていただきます。
3. 古典小演目(実演):観ているだけで楽しくなる演目をご用意。
『千人塚(せんにんづか)』
江戸の小噺をもとに、坊主と幽霊のユーモラスな会話と動きをお楽しみください。結城座の持つ『骨寄せ(こつよせ)』という技にもご注目ください。
『寿獅子(ことぶきじし)』
結城座に最も古くから伝わるお祝いの席には欠かせない演目です。ダイナミックな獅子の動きだけでなく、その途中には獅子を中で動かしている人形が顔を出すなどのおかしさもあります。皆様のご多幸を祈念して演じます。
〈次回予告〉
◆開催時期:5月中旬(現在調整中)
◆開催場所:神田明神文化交流館(B1)「EDOCCO STUDIO」
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6月 第23回 シビウ国際演劇祭正式招聘(ルーマニア)
日越国際共同制作 江戸糸あやつり人形結城座×ベトナム青年劇場『野鴨中毒』上演
日越国際協働制作「野鴨中毒」は、2014年の結城座380周年記念公演からスタートしました。この記念公演を観劇された青年劇場の副館長レ・カイン氏と十二代目結城孫三郎の出会いがこのプロジェクトのきっかけとなりました。2015年3月21日ベトナム国立人形劇場にてワークショップ及びミニ公演、その後青年劇場のメンバーと初顔合わせをし、交流を図りました。
その後、日本の制作スタッフ同行で訪越し、12月には青年劇場の下見及びベトナム側の照明、音響、舞台の3部門での人材育成を目的としたミーティングを行いました。
東京
- 1月30日
- ハリウッド大学院ホールにてニュアン館長、レ・カイン氏、坂手洋二氏、孫三郎でシンポジウムを開催。
- 2月1日
- 稽古開始
レ・カイン氏とグエン・タイン・ビン氏の役者2名と合流し、稽古場で日本語とベトナム語の飛び交う本読みを開始。
結城座とは初顔合わせとなる坂手洋二の作・演出「野鴨中毒」を東京で幕を開けました。
その後、ベトナム、ルーマニアのツアーを行いました。
- 東京公演
- 3月16日〜21日 東京芸術劇場 シアターイースト (6ステージ)
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- ベトナム青年劇場 舞台美術家
ダン・トゥアン制作の鳥かご
- 鳥かごの中のヘドヴィク
- 脚をひきずる男:グエン・タイン・ビン
- ヤルマール(左):結城孫三郎
グレーゲルス(右):結城千恵
- 生演奏バイオリン 太田惠資
- 3人のヘドヴィク(中):湯本アキ他
- セルビー夫人(左):結城数馬
ヴェルレ(右):結城育子
- エクダル老人(中):岡泉名
- 猟師 田中友紀
- ギーナ(左):レ・カイン
ヤルマール(右):結城孫三郎
ベトナム
- 5月5日
- パートナーのベトナム青年劇場へ向けて出国
- 6日〜12日
- ハノイ、ハイフォンの舞台で葬列シーン参加メンバーのワークショップと稽古を重ね、初日を迎えました。
舞台班は、東京公演での仕込み経験を生かし、ベトナム青年劇場のスタッフを中心に各分野(照明、音響、舞台)の仕込を行いました。
- ハノイ公演
- 5月13日〜15日 ベトナム青年劇場 (3ステージ)
- ハイフォン公演
- 5月17日 ハイフォン・オペラハウス (1ステージ)
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- 5月6日 ベトナム青年劇場表玄関
- ロビー正面にも大きなパネルでお客様をお迎え
- ベトナム青年劇場の女性たちのお迎え
- 客席と東京から持参した 結城座でダン・トゥアン作成の鳥かご
- ベトナム青年劇場 稽古
円形舞台の仕上げはダン・トゥアン作成
- ハノイ ワークショップ参加者達
葬列シーン稽古 5月6日〜12日の1週間、初めて日本の人形で足踏みの稽古からゲネプロまで
続いてハイフォン公演も参加
- 初日前日5月12日にベトナム記者会見
- 5月13日 ベトナム青年劇場 館長の誕生日
握手する12代目結城孫三郎と館長
- ハイフォン オペラハウス客席
- 5月17日 オペラハウス
日本公演で人材育成メンバーのベトナムスタッフ3名が舞台・音響・照明中心に舞台仕込み
シビウ国際演劇祭招聘 (ルーマニア)
- シビウ公演
- コングシアター グラウンド・フロア (1ステージ)
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- シビウ国際演劇祭公式HP
トップを飾る結城座舞台写真
- ゴングシアター到着
- 観客席
- 6月12日19時より仕込み
6月13日16時開演のハードスケジュール
- 最終公演後、スタッフ・キャスト 全員そろって打ち上げ
- ホテル前でのストリートパフォーマンス
5月 ベトナム(ハノイ、ハイフォン)にて
日越国際共同制作 江戸糸あやつり人形結城座×ベトナム青年劇場『野鴨中毒』上演
3月 ベトナム青年劇場にて結城座 日越文化交流プログラム「古典公演とワークショップ」
6月 ザグレブ(クロアチア)・スポレート(イタリア)にて『宦官提督の末裔』上演
ユーロカズフェスティバル(クロアチア)
- ザグレブ公演
- 6月11日〜13日 ゴルゴナホール (3ステージ)
ユーロカズフェスティバルの今回の会場である、現代美術館の中にあるゴルゴナホールは地域の芸術の拠点としても知られており、芸術と芝居の好きな観客が熱心に観劇してくれました。
全編字幕付きの日本語上演にもかかわらず殆ど途中退席もなく、3公演ともほぼ満席にての大好評でした。また新聞の劇評でも大きく取り上げられるなど批評家からも好意的に受け止められました。
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- ザグレブ ゴルゴナ劇場外観
- ゴルゴナ劇場 舞台仕込み
- カーテンコール
- クロアチア・ヘラルド紙に掲載された劇評
二つの世界フェスティバル(イタリア)
- スポレート公演
- 6月19日、20日 カイオ・メリッソ (3ステージ)
今回の会場であるカイオ・メリッソはスポレートにある最も古い劇場で1600年代に建てられ、何度も改築を重ねながら長い間スポレートの文化の中心でありつづけました。
ロッシーニやビスコンティなど古今の著名人たちがオペラを上演した由緒ある劇場で、ザグレブの現代的な作りの劇場とはまた違った空気の中での公演となりました。
ちょうどワールドカップのイタリア戦と重なったためか、チケットはとうに完売ながらも空席があるというなんとも不思議な状態での公演でした。
しかしお客様には大好評で涙を流して感激してご覧くださった方もいらっしゃり、日本での公演とはまた違った形で受け入れられる喜びを味わいました
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