授業日誌更新しました
見る、という事と意思。
見る、という事と意思。
今日は人形で相手の顔をしっかり見る。
というお稽古をしました。

人形たちは写真奥の白いTシャツの女性を見つけて指差しています。
しかし人形を使う人間と、人形の目線の高さは違うせいか、なかなか思った位置に人形の目線がいかず、
ここでまたひと苦労です。
人形が人間の存在をしっかりと認識したら、
次は片手で人間を指し示します。
顔の角度と腕の位置、人形が見ている場所を人形はしっかり指し示しているでしょうか。
次は人形同士でお稽古です。
人形が足踏みをして真っ直ぐ進み、別の人形と出会います。

人形が他者である人形に気がつくのはいつでしょうか。

相手の顔をしっかりみて、お互いを認識しあいます。
挨拶や握手等、コミュニケーションをとった後、去っていきます。

何かを見る、という行為は人間も人形も変わらず意思を示す重要な動作です。
何かを見ること、または見ないことによって、次の動作につながる動機が生まれていきます。
さて、水曜日と土曜日のお稽古はお休みです。
皆さま良い夏休みを!
そして月曜日にまたお会いしましょう。
人形の握手!
人形と人形が握手をする。
簡単だと思いますか?
やってみると、なかなか難しいのです。
人間だったら、握手をするときに相手のどの辺りを見るだろうか?
人間だったら、手はどのくらいの高さにするだろうか?
相手との距離はどのくらいがいいのだろうか?
人形でやってみると、なかなかうまくできません。
相手と近すぎても、遠すぎてもうまくいかない。
手を出す位置が高過ぎれば、人間ではありえない握手になってしまう。
人間の握手を思い出したり、観察したり。
普段何気なくやっている行動も、人形でやるとなると自然にできるものではないのですね。
今までの授業ではあまり考えなかった、人形と人形の関係を考える授業になったのではないでしょうか?
少しずつ色々なことができるようになって、みなさんとても楽しそうな授業でした!
宮沢賢治の写し絵劇場~注文の多い料理店~ チケット販売開始いたしました。
日時: 2015/9/18(金) 19:00~
会場: 小金井宮地楽器ホール(小金井市民交流センター) 1階小ホール
結城座にて、お電話、オンラインチケットサービスで受け付けております。
今回は人形の構造を見てみました。