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平成26年度 江戸糸あやつり人形遣い入門塾

授業日誌

平成25年度授業風景はこちらから

2014年7月5日(土)人形実技

これは人形を操る操作盤、「手板(ていた)」です。手板についている白いタコ糸のことを、「よび糸」といいます。

手板の何処に何の糸がついていて、どのように遣うのかを少しずつ覚えていきます。よび糸の場所で覚えるのがポイントです。こちらはつま先の糸を遣っている様子。

2014年7月9日(土)人形実技

針金で人形の足をつないで、二人三脚に挑戦しました。
隣の人と足の高さ、進む距離、足踏みのリズムを合わせないと、なかなかうまくいきません。
みんなで息を合わせて長い距離を進めるようになると、競争も出来るようになって楽しい!

はじめは2人で、その後は3人、最後は5人の足をつなぎ、まるで小学校の運動会のように、一致団結して走りきりました。

2014年7月12日(土)人形実技

人形で「ジャンプ」をする授業。
人形には筋肉が無いので飛ぶように見せるのは難しいです。
まずは飛ぶときの体の動きを、自分の体を使って確認します。

さあ、人形でジャンプ!
飛ぶときの「ふんばり」も大事ですが「着地」も大事。
地面に着いた時に姿勢が崩れない様にしないと人形が「物」になってしまいます。
何気ない人間の動きを人形で表現するには…?そんな事を考えてみると面白いですね。

2014年7月16日(水)人形実技

嬉しいニュース!新しい塾生が1名増えました!!
まだまだ途中入塾受付中です。お待ちしています♪♪

この日は声を出す授業。
「壺坂霊験記」の観音様の台詞を、声に出して読みました。

口の中を柔らかくするように、肩や首の力を抜くように、色々な姿勢で台詞を読みます。
声を反響させることを意識しながら読みますが、なかなかに難しく、みんな楽しみながらも苦戦していました。

2014年7月23日(水)人形実技

小金井市民交流センターにて行われた、孫三郎の講演を聴講しました。テーマは「日本の人形劇とシェイクスピア」。1982年『人形芝居マクベス』から2012年『夏の夜の夢』まで、結城座のシェイクスピア公演を振り返りながらの講演でした。“シェイクスピアの常識”なしに、戯曲から読みとったものを元に作品を作り上げていく面白さ、日本的な動きをする結城座の人形でシェイクスピアを上演する面白さ、海外でシェイクスピア作品を上演する理由、等々が話題に上がり、終盤では、特別に持参した『リチャード三世』の人形に対して来場者から即興芝居のリクエストも。
聴講した塾生からは「シェイクスピア作品を切り口に、結城座の歴史的な話が聞けてよかった」「結城座が日本の古典ではなく洋風の新作に取り組む理由が少し分かった気がする」「無知のまま戯曲に取り組んだ方がアイディアが沸くという話を聞くと、芸術家だなと感じる」「(孫三郎は)新しいことにチャレンジし続け、いつも生き生きとしている」等の感想が。授業で人形と向き合うためのエネルギーにもなったようです。

2014年7月26日(土)人形実技

稽古の合間にほっと一息、談笑している様子。
この日は塾生が持ってきてくれたお菓子を囲んで、いろんな話に花が咲きました。例えば…
・1次元、2次元、3次元…、音は一体どこの次元に入るの?
・第六感、デジャヴ、皆も絶対体験しているはず!
・アメリカで始まった「誰でも立ち寄れる家・オープンハウス」が新宿に出来て、皆が元気になったらしい!
などなど、話題は尽きません。
塾では人形の稽古だけでなく、こんな色んな話もしたりしています。

2014年7月28日(月)人形実技

本日の授業は「共同で演技を行う」です。
歌舞伎の「道成寺」において“蛇体”を現す「蛇腹」という動きにチャレンジ! 先頭の人形を人形で突き飛ばし、どんどん一列に倒れていくドミノ倒しの様な動きです。大切なのは、突き飛ばす方と突き飛ばされる方との息の合わせ、そして倒れる人形達の距離感や遣う人間の体の捌きなど、自分一人ではなく周りの事を考えながら協調して演技をすることです。

(左)どん! (中)倒れる〜 (右)バタバタ…

今回はみんなで「共同で演技を行う」難しさと楽しさを学ぶ授業でした。

2014年7月30日(水)人形実技

今日の授業では「台に登って降りる」稽古をしました。
ただ登って降りるのではなく、
台に気づき → 右足を台にかけ → 登る!(体重移動に注意) → 体勢を整え

足元を気にしながら、左足から降りる。
といった、前後のプロセスにも気を使って稽古しました。
少しずつ、基本の動作から、芝居で表現することを意識した授業になってきています。
お芝居に興味のある方、まだまだ入塾受付中!
最後の発表会は何をするのかなぁ。   >> 8月の授業日誌へ


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