特別講義講師紹介
長唄
今藤政太郎(人間国宝)
1935年四世藤舎呂船、藤舎せい子の長男として東京日本橋に生まれる。東京芸術大学音楽学部邦楽科卒業。十世芳村伊四郎 三世今藤長十郎 今藤綾子 山田抄太郎に師事。1962年、東京新聞邦楽コンクール作曲の部で「能楽囃子による組曲」を発表し、文部大臣奨励賞。同時にNHK杯第一位入賞 以後演奏、作曲両活動で受賞多数。1963年、二世今藤政太郎を襲名。1987年以降現在に至るまで計15回、国立劇場主催の邦楽鑑賞会に立三味線として出演。1970年〜国立劇場養成課講師として開講以来今に至るまで在任。1997年〜NHK邦楽技能者育成会講師として在任、現代邦楽作曲家連盟(副理事長)、長唄協会学校教育邦楽振興委員会委員、長唄「温知会」同人、「創邦21」同人、現在に至る。長唄界に尽くした業績に対し、平成21年度日本芸術院賞を受賞、その他受賞多数。
能の発声法と所作
清水寛二
1953年奈良県生まれ。早稲田大学教育学部卒。早稲田大学在学中に山本順之の指導を受け、銕仙会に入門。故観世寿夫、故八世観世銕之丞、九世観世銕之丞に師事。銕仙会公演などで古典曲の上演を続ける一方、故多田富雄氏作の新作能 『一石仙人』『沖縄残月記』『長崎の聖母』などの演出、シテをつとめる。2015年にはアメリカ ニューヨーク・ボストンにて『長崎の聖母』公演を行う。現代劇、ダンスなど他の表現分野との共同舞台や、琉球の組踊、中国の昆劇、インドのクーリヤッタムなど、他の伝統芸能と共同での舞台作りにも取り組んでいる。
人形芝居概要
田中純
十二代目孫三郎の実兄。1990年「マクベス(演出 佐藤信)」を最後に「十一代目結城孫三郎の名跡を結城座に返上し、本名 田中純として独自の活動を続ける。
日本舞踊
藤間蘭駒
2005 文部科学大臣奨励賞 受賞。
2013 みやこ賞 受賞。
2014 ソウル国際舞踊コンクール Ethnic Traditional Dance 部門 優勝。
東京藝術大学音楽学部邦楽科日本舞踊専攻卒業生
鳴物
紫竹芳之
秋田県大仙市(旧・大曲市)出身。
尺八を福田輝久、能管を一噌幸政の各師に師事。華道・桂古流桂流免許皆伝「紫竹之翆」の名を持つ。東京都ヘブンアーティスト音楽部門のライセンスを保持する。
http://www.seikatubunka.metro.tokyo.jp/bunka/heavenartist/
結城座、劇団昴、Pカンパニーなど多くの劇団の音楽、劇伴奏を手がける。
レパートリーはお囃子、民謡、演歌からJazz、童謡、現代曲までと幅広い。
「科白を吹く」…がmotto!