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24年5月17日

江戸糸あやつり人形結城座「人形遣い養成塾」開講!

江戸糸あやつり人形結城座「人形遣い養成塾」開講!

江戸糸あやつり人形結城座「人形遣い養成塾」開講!

結城座は寛永 12 年の創立以来、紆余曲折あっての継承でした。現在まで、常に新しい表現法に果敢に挑戦し続け十代目、十一代目、十二代目、十三代目と確実に受け継がれてきています。 本事業の受講者はその伝統を両川船遊(十二代目結城孫三郎)をはじめとする結城座人形遣いより直接学ぶことができます。 明治期に九代目結城孫三郎が「歌舞伎改良糸あやつり」という人形遣い自らが台詞を言う大胆な表現法を取り、その技法は現代にも続いています。この育成事業では、人形操作の技法だけではなく、人形遣いが自ら台詞を言う表現法も学びます。能役者:清水寛二先生、こんにゃく座:岡原真弓先生の 2 人の外部講師を迎え、さらなる表現について、学びます。

2025年3月には受講者一同で成果発表会を行います。江戸糸あやつり人形の世界を、稽古を重ねたうえで各自の役を通して実践的に学び会得していきます。

まさに伝統芸能との大きな出会いを体感する貴重な経験ができる本事業に是非ご参加ください。

授業スケジュール

◉ 説明会:6月29日(土)13:00〜 場所:結城座スタジオ

本事業の簡単な説明、質疑応答などを行います。ご応募に悩まれている方はぜひご参加ください。
※参加希望者は info@youkiza.jp、または 042-322-9750 へ前日までにご連絡ください。

◉ 開講日:7月13日(土)〜 2025年3月9日(日)

火曜日:19:00〜20:30
土曜日:13:00〜14:30/15:00〜16:30

※稽古は火曜日夜、土曜日昼間を中心に行います。講師陣の都合によって受講日が変更になる可能性があります。
現時点でのスケジュールは以下 URL をご確認下さい。

URL:準備中

◉ 成果発表会:2025年3月9日(日)

※演目は三代目両川船遊が古典演目より選択致します。
※成果発表会の直前は火曜、土曜以外も特別稽古を行います。

講師紹介

■人形遣い

三代目 両川船遊(十二代目結城孫三郎)

十代目結城孫三郎(故 結城雪斎)の次男。
幼少より日舞を習い、4歳で初舞台。11歳から武智鉄二歌舞伎教室に入門し、歌舞伎、能は観世栄夫、狂言は茂山千之丞の教えを受ける中、人形遣いの修行も重ねる。1972年三代目両川船遊、1993年十二代目結城孫三郎を襲名、以降二つ名前で結城座を牽引。2021年6月、長男が十三代目孫三郎を襲名。以降も両川船遊として公演や人材育成に精力的に活動している。

十三代目結城孫三郎

1978年12月5日、十二代目結城孫三郎の長男として生まれ、1985年6歳で福田善之作・演出「夢童子ゆめ草紙」にて茂山千之丞丈に教えを受け石童丸で初舞台を踏む。
その後、2005年「夢の浮橋〜人形たちとの「源氏物語」〜」(作・演出:藤信)京公公演に参加。以降、様々な役柄を演じ、着実に実績を重ねる。また、人形の修行に努める傍ら、2代目澤村信十郎氏に師事し歌舞伎の台詞の修行も積む。
2021年6月、十三代目結城孫三郎を襲名。

結城育子

十二代目結城孫三郎の妻。1975年入座。1977年のヴォイツェクの子供役が初舞台。現在では極めて希少な、雪斎に人形を、素公に義太夫の教えを受けた座員。江戸糸あやつり人形の技を受け継ぐ人形遣いとして、日本各地で人形体験ワークショップの講師を務めている。中堅として様々な分野で座を支える中心メンバーの一人。

■能

清水寛二

能役者。早稲田大学在学中に山本順之の指導を受け、銕仙会に入門。故 観世寿夫、故 八世観世銕之丞、九世観世銕之丞に師事し、銕仙会公演などで古典能の上演を続ける一方、新作能『長崎の聖母』『沖縄残月記』『ヤコブの井戸』、『望恨歌』などの演出・シテをつとめる。組踊、昆劇などの他の伝統芸能や現代劇、現代音楽、ダンスなどとの共同舞台にも取り組んでいる。

■歌唱表現

岡原真弓

大阪芸術大学演奏学科声楽専攻卒業。卒業後、大阪のアムジーミュージックオフィスで小編成のオーケストラと公演活動を行う。1988年オペラシアターこんにゃく座に入座。こんにゃく座のオペラ『セロ弾きのゴーシュ』の楽長、『森は生きている』のおっかさん、『夏の夜の夢』のタイテーニア、『まげもん』のお春、『ネズミの涙』のおっかあ、『ピノッキオ』のキツネなど、座の多くの作品に出演。こんにゃく座オペラ塾、キラリ☆かげき団の演出、ワークショップ、コンサート等活動をひろげている。

授業内容

■人形遣い

江戸糸あやつり人形の手板(操作板)を正しく持ち、しっかり人形を立たせることから始め、基礎的な動作を初歩から学びます。まず足踏みでは、手板を水平に持ち人形を常に適切な高さに保つようにする。次に、足踏みで前進させる(歩く)。主体である人形と、遣い手である人形遣いの距離や速度のバランスをとり、人形と人形遣いの関係性を、常に自分の人形を確認しながら身に付けていきます。基本稽古を繰り返しつつ、ジャンプする、座る、立ち上がるなど様々な動作を学び、さらに、様々な場面を設定して遣う稽古を進め、人形で芝居をするということを少しずつ意識していきます。

■能

能の演技を世阿弥は「二曲三体」という考え方に集約しました。二曲=舞と謡、三曲=老体・女体・男体。能では自分自身を人形のように繰るわけですが、能の身体の演技基本として、

①構え・運び-立つ、座る、歩く
②型-基礎的な型
③謡-発声と呼吸、言葉
④物の扱い-能面・装束・道具
⑤能の戯曲の読み方

などやってみましょう。
舞台上でどんな息遣いで自分の身体をどう繰るか、何か掴んでいただければ。

■歌唱表現

私はオペラシアターこんにゃく座の歌役者です。歌役者と言うのは読んで字のごとく、歌いながら演ずる役者という事です。
こんにゃく体操を身体の基本として、明瞭な日本語で歌い演じています。
結城座さんが演じながら人形を操る、そして、歌う!と言うような世界になると更に面白い事ができるのではないでしょうか? その一端を担えたらと思います。
体操したり、簡単なソングを歌ったりして自然に歌うことを身につけて頂けたらと思います。

応募詳細

■応募方法

こちらから応募要項・提出書類(出願書、志望動機 + 未成年の方は保護者の同意書)をダウンロードし、記載情報を確認・記入してEメールまたは郵送にてお送りください。

* 上記それぞれのzipファイルにwordファイルとPDFファイルが入っています。ご都合に合わせてご利用ください。

  • ◉Eメール  info@youkiza.jp
    件名:「人形遣い養成塾」  出願書類
  • ◉郵送
    〒184-0015 東京都小金井市貫井北町3-18-2
    公益財団法人 江戸糸あやつり人形結城座 宛

    封筒に「出願書在中」と朱書してください。

■募集受付期間

2024年7月8日(月)必着

■応募条件

18歳以上、40歳以下で、江戸糸あやつり人形や演劇、伝統芸能に興味・関心があり、楽しみながら挑戦できる方

■選考方法

書類選考により、メールにて順次通知します。メール以外をご希望の方は出願書類にお書き添えください。

■受講料

  • ◉ 一般:100,000円
  • ◉ U30:50,000円
  • ◉「人形遣い入門塾」「人形と俳優のクロスオーバー」受講生:50,000 円
  • 上記以外の費用(入会金、教材費等)はかかりません。
  • 受講料は開講日までに一括で納付していただきますが、難しい場合はご相談ください。
  • 途中退会した場合でも受講料の返金には応じかねます。

■主な開講場所

江戸糸あやつり人形結城座稽古場

東京都小金井市貫井北町 3-18-2

JR 中央線武蔵小金井駅
北口徒歩20分
または、6番バス乗り場より 京王バス「中大附属循環」約10分「中大附属高校」下車徒歩1分
西武新宿線/拝島線小平駅
南口より銀河鉄道バス 小平国分寺線「国分寺駅入口」行「中央大学附属中学・高等学校」下車徒歩1分

Q&A

Q1 全ての授業に出席できなくても構わないのでしょうか。

構いません。お休みされた分の遅れは補助講師がつくなどしてフォローをさせていただきます。
また、受講料は授業開始前に一括で払っていただきますので、欠席による返金などには応じかねます。
お仕事などで参加できない月があるなどの都合は事前にご相談ください。

Q2 申込後の手続きはどのような流れでしょうか。

① 願書受取通知をこちらからメールでお送り致します。

② 書類選考の後、結果をメールでお知らせ致します。
* メールをお受け取りになれない方はご一報ください。

③ 選考を通過された方は、通過後一週間以内に受講料をお振込みください(*ご相談に応じます)
振込口座は書類選考の結果メールにてお知らせいたします。

④ 開講日(7月13日)に結城座へお越しください。

Q3 どのような服装で受講したら良いでしょうか。

動きやすい服装でお越しください。着替える場所のご用意はございます。
また、履物については以下の通りです。

人形遣い → 足袋または稽古シューズ(なるべく底の薄いもの)
能 → 白足袋

Q4 授業が始まってから特別な持ち物を用意する必要はありますか。

白足袋が能の授業では必須になります。また、扇子などは貸し出し致します。
稽古場は土足厳禁なので足袋や稽古シューズをご用意ください。
玄関から稽古場に至るまでのスリッパもあると望ましいです。

Q5 電話やメール、FAX 以外の問い合わせ方法はありますか。

ZOOMに対応しております。
ご希望の方には結城座のアカウントをお伝えいたしますので、お気軽にお問合せください。

お問い合せ

ご不明な点は結城座までお問い合わせください。

公益財団法人 江戸糸あやつり人形結城座

TEL: 042-322-9750(平日10:00~18:00)

〒184-0015 東京都小金井市貫井北町3-18-2
FAX: 042-322-3976

応募相談・お問合せフォーム

24年5月15日

江戸糸あやつり人形結城座『変身』

江戸糸あやつり人形結城座

「変身」

2024年5月29日(水)~6月2日(日)
下北沢 ザ・スズナリ

ご予約フォーム

* 2月26日よりOPEN!*

『なんてこったい・・・。虫だ・・・。』

2022年3月「変身」初演 撮影:石橋俊治

2022年3月「変身」初演 撮影:石橋俊治

ご挨拶

この度、結城座は満を持して「変身」を再演いたします。

2022年の公演では、脚本・演出に劇団温泉ドラゴンのシライケイタ氏、人形美術に若手油絵画家の谷原菜摘子氏を迎え、たくさんのお客様にご来場いただきました。多くのご好評の声を頂いた中での再演となりますが、今回は、初演とは全く異なるアプローチで、よりアグレッシブに「変身」の本質に迫ります。

奇しくも本年はカフカ没後100年にあたりますが、前触れなく降りかかる戦争や災害、日常で感じる些細な不条理など、今だからこそ「変身」で描かれた「カフカ的状況」にリアリティを感じられるのではないかと考えています。カフカの色褪せない世界認識の鋭さを、江戸糸あやつり人形独自の表現でお楽しみいただければ幸いです。

皆様の賑々しいご来場を心よりお待ち申し上げております。

あらすじ

グレゴール・ザムザはある朝目覚めると、虫になっていた。おぞましい姿に母親は悲鳴を上げ、父親はザムザを部屋へ追い立てる。

ある日、父親の留守中にグレゴールが母親と鉢合わせ、グレゴールの姿を見た母親は気を失ってしまう。帰宅した父親はそれを聞くとグレゴールにリンゴを投げつける。

さらにザムザ家の間借人がグレゴールと鉢合わせ、大混乱が生まれるに至り、かろうじて保たれていたバランスは崩壊し、一家は「排斥」へと傾斜していく。そして、ついに家族はグレゴールの死に直面する。

グレゴールが死んだその日、父、母、グレーテの三人は郊外にピクニックに出かけ、未来への希望に溢れた新生活について語り合う。彼らの足下には、虐げられた弱者が美しい布に覆われて横たわっているが、誰一人として、自分たちの幸福が誰かの犠牲の上に成り立っていることを顧みることはなかった…。

23年10月3日

2023.10『わが父、耳なしの琵琶奏者』特設ページ

江戸糸あやつり人形結城座

「わが父、耳なしの琵琶奏者」

江戸糸あやつり人形×能役者×琵琶奏者

シンガポールの演出家、Chong Tze Chien 翻案による「現代版・耳なし芳一」

8月に開催されたWSの様子を公開致します! 是非ご覧ください

ご挨拶

シンガポールの現代演劇を代表する演出家・チョン・ツェシエン氏は、20 年以上にわた り中国の伝統的な人形劇との関わりを深めてきました。さらに、自身が中心メンバーである 人形劇団・フィンガープレイヤーズにおいても、伝統的な人形劇を現代演劇の中で積極的に 活かして、伝統と前衛のあり方に対して鋭い問題意識を持っています。

「古典と新作の両輪」で動く結城座の姿勢に感銘を受けたチョン氏は、十二代目結城孫三 郎(現・三代目両川船遊)を招聘して自らの劇団員へワークショップを行って以来、互いに 協働の機会を探っていました。

この度は、世界を流浪したコスモポリタン作家でありながら、日本の伝統にも深い洞察力 を発揮した小泉八雲の「耳無し芳一の話」を現代演劇として大胆に翻案しました。さらに、 能役者・清水寛二琵琶奏者・荒井靖水も加わり、日本=アジアの伝統と現代性が渾然一体 となった舞台をつくりあげます。

十三代目 結城孫三郎

23年3月23日

第二回スタジオ公演『壺坂霊験記』特設ページ

江戸糸あやつり人形結城座 第二回スタジオ公演

「壺坂霊験記」

ご予約はこちら

先着20名!
5日、7日、8日、9日の公演終了後、人形あやつり体験開催決定!

* 定員に達しました

ご挨拶

この度、結城座スタジオにて「壺坂霊験記」をご覧いただきます。

この演目は、2021年にザムザ阿佐谷にて行いました。実はその時、私の父・両川船遊は腰痛の悪化で人形を操ることもままならず、せりふや人形の稽古も進まず、本当に幕を開けられるかという不安で一杯でした。それでもなんとか初日を迎えられた時は、まさに感無量でした。その2ヶ月後、良い医者にも恵まれ、お蔭様で今では驚くほど元気になりました。

長年父と共に稽古を重ねた、この結城座スタジオで「壺坂霊験記」を再演できることに、皆様に心より感謝申し上げます。

スタジオ公演は昨年の「東海道中膝栗毛」に引きつづき2回目になります。この機会に活動の原点で、稽古場でもある結城座スタジオに是非ともお越しくださいませ。

座員一同、皆様の賑々しいご来場を心よりお待ち申し上げます。

十三代目 結城孫三郎

23年1月12日

『荒御霊新田神徳』

江戸糸あやつり人形結城座

荒御霊あらみたま新田にったの神徳しんとく

2023年3月2日 – 3月6日
東京芸術劇場 シアターウエスト

平賀源内安永8年結城座のために
書き下ろし「荒御霊新田神徳」
花組芝居加納幸和演出
244年ぶり現代らせます!

あらすじ

「神霊矢口渡」で愛する新田義峯を庇い、実父頓兵衛の手にかかり命を落とした娘お舟。新田義峯への未練からお舟の魂は次々と女たちに乗り移ります。本作では「神霊矢口渡」の物語も交えながら、稀代の色男、新田義峯に惚れてしまった女たちの悲しい運命を描きます。

「平賀源内」について

平賀源内は享保13年(1728年)に高松藩の小吏白石茂左衛門の3男として讃岐志度浦に生まれ、発明家、文芸家、陶芸家、画家、本草家、起業家、鉱山家など様々な面で活躍した人物です。「発明家」としての活躍では日本初の発電器エレキテル(摩擦静電気発生装置)を完成させたことが有名です。

そんな平賀源内は「文芸家」として明和7年(1770)には浄瑠璃『神霊矢口渡』を発表し、1月外記座で上演されるや大受けとなりました。それまでの江戸の浄瑠璃は大坂で評判のあるものを再上演するといった状態であったものを、江戸を舞台に江戸弁を取り入れた「神霊矢口渡」は人気演目となり、現代でも歌舞伎などで上演されるほどです。

平賀源内は福内鬼外というペンネームで9編の浄瑠璃をつくりました。「荒御霊新田神徳」はそのうちのひとつであり、「神霊矢口渡」の後日談になります。

平賀源内記念館 HPより引用。語尾を一部変えています。)

平賀源内や荒御霊新田神徳に関する豆情報をtwitterにてつぶやいています!

22年8月1日

江戸糸あやつり人形結城座 『瞼の母』

江戸糸あやつり人形結城座

「瞼の母」

2022年9月29日 – 10月5日
ザムザ阿佐谷

ご予約はこちら

不朽の名作である長谷川伸原作 「瞼の母」
脚本:ラサール石井 演出:流山児祥で上演!

客演に伊藤弘子を招き、音楽や映像なども盛り込んだ
「令和版 大エンターテイメント人形芝居」お楽しみください!




ご挨拶

今回の新作「瞼の母」は結城座にとって珍しい切り口の題材である公演となりました。

この「瞼の母」では親を想う子の心、子を想う親の心が各々の立場から描かれており、普段の結城座の新作公演とは少し趣の違う親子の物語として皆様に楽しんで観て頂けると考えております。そして、この親子の物語を結城座の人形でどのように表現するか、演じるかが、私たち結城座が取り組まなければならない一番の命題だと考えております。

今回、演出に流山児祥さん、脚本にラサール石井さん、そして客演に伊藤弘子さん(流山児★事務所)ら新しい顔ぶれをお迎えして、座員一同公演に向かってこれまで以上に気を引き締めています。

「瞼の母」と流山児祥さん。私は直感で、すごく合っている、面白くなると思いました。しみじみとしたこの物語に流山児さんがどのように息を吹き込んでくださるか楽しみです。

是非皆様に楽しんで頂ければ幸いでございます。

十三代目 結城孫三郎

江戸糸あやつり人形結城座 『瞼の母』
チラシPDF(1.7Mb)