ハサミを片手に…
TCさんはまず最初に仮装置を作り、役者の立ち位置を決めていく作業をするそうで、それを「ブロッキング」と呼んでいます。普段とは違うやり方に戸惑いながらも、人形遣い全員ハサミやカッター、ガムテープを片手に段ボールを組み立てていきます…。
普段、人形や小道具を作っている人形遣い達。慣れた手つきで、どんどんTCさんのイメージする仮装置を作っていきます。TCさんも、黙々と頭の中の造形を段ボールに落とし込んでいきます。
完成した仮装置でさっそく人形を持って第一幕の稽古。TCさんが強く意識しているのは「層(レイヤー)」。三層に分けられた仮装置の中で人形遣いの立ち位置を決めていきました。