資料館  結城座豆辞典

浄瑠璃(じょうるり)

初代結城孫三郎が座をおこした当時は結城座は説経浄瑠璃の座でしたが、義太夫浄瑠璃の隆盛とともにいち早く転向していきました。
当時は上方・江戸ともに新作浄瑠璃の盛んな時代でした。その後今日にも名作として伝わるに伽羅先代萩の飯炊の場(天明五年)や福内鬼外(平賀源内)の荒御霊新田神徳(安永八年)(神霊矢口渡の書き直し)作品などが結城座に書き下ろされていきました。