ベトナム青年劇場と結城座の出会い
今回の日越協働制作プロジェクトは、
2014年にベトナム青年劇場の皆さんが
国際交流基金の研修プログラムで日本に滞在中、
結城座の稽古と本番を見学したことから始まりました。
結城座は、古典の作品はもちろんですが、
「人間と人形が共演する」という、
伝統芸能と現代演劇の融合した舞台を創り続けてきました。
ベトナム青年劇場の皆さんが見学されたのも、
独特の舞台空間で表現された新作「半七捕物帳異聞」。
※「半七捕物帳異聞」2014年 客演小林大介
ベトナム青年劇場の副館長でもあるレ・カインさんが、
結城座の舞台空間に非常に興味を持ってくださり、
ぜひ一緒に新しい作品を作りたいと仰ってくださったのがきっかけで、
今回のプロジェクトに発展しました。
ベトナム青年劇場は、1978年に設立された国立劇場・劇団。
現代劇の劇団を2つと歌と踊りのパフォーマンスを行う歌舞劇団、
ベトナムで唯一のフィジカルシアターの4つの劇団を持っています。
レパートリーは、児童劇からミュージカルまでとても幅広く、
ベトナムで最も活発に上演している劇団のひとつです。
準備企画として、結城座では国際交流基金と東京都の助成を得て、
2015年3月に、ベトナムにて結城座古典公演2回およびワークショップ事業を
開催してきました。
ベトナムでの公演・ワークショップの様子も
ブログ内でご紹介していきます。