前回より手早く着付けて、今日は日本舞踊の2回目です。
教えて頂いている『宵の待ち』には、小さな物語がたくさん詰まっています。
登場するのは、物思いにふける花魁と、花魁の世話をする禿(かむろ)。
踊りの中盤に、考え込んでいる花魁の肩が冷えないように、
羽織か打掛をかけてあげる禿の仕草が出てきます。
その仕草をより具体的に想像するために、塾生同士ふたりひと組を作り、
花魁の肩の広さや、座っている女性の肩の高さを確かめあいました。
イメージした女性にそっと羽織をかけてあげます。
みなさん、優しい手つきです。
人形を使う時と同じように、具体的なイメージがいつも大切ですね。
ではまた次回!