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授業日誌

2015年9月19日(土)肉体使って方向転換

さて今回は日にちを遡った内容の日誌です。
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行った授業は人形の「方向転換」

お芝居は真っ直ぐばかりには進めませんから、よく使う動きですね。

だからこそ観客の皆様に違和感を与えないように

自然に動かさないといけません。

ついやってしまうのは、人形の足から動かして
遣い手が人形に着いていくパターン。
ですがそれだと人形の足が大きく、長く上がったりで、間が合わなかったりします。

なので先に遣い手の体の向きを変えるのです。
そうすると自然に、手に持っている人形が向きを変えます。
その動きに足の歩を着けるんですね。
人形が崩れないように素早く、
神経を使いながら体を動かすのは中々難しいです。

そしてそれを踏まえて次の稽古。

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稽古場の上下端で対になり、中央に向かって進んで行き、
人形どうしで出会います。
この時に互いの人間関係を設定して、ちょっとお芝居します。
ある人は友人どうし、またある人は道を訊ねる人などのお芝居をして、
二人一緒に同じ方へ向きを変え、去って行きます。

お客様からの見え方や、相手役との距離や体位にも気をつけての動きます

いろんな所に神経を使って大変ですが、
お芝居のための 表現方法が増えていくのは、気持ちがワクワクしますね。

ではまた!