シンポジウムを開催しました
1月30日にベトナム青年劇場のニュアン館長、レ・カインさん、
脚本・演出の坂手洋二氏、十二代目結城孫三郎をパネリストに、
司会に朝日新聞論説委員の山口宏子氏を迎えて、ハリウッド大学院大学の講義室で
「野鴨中毒」の関連シンポジウムを開催しました。
シンポジウム開催前に打合せを行い、
14:30よりシンポジウムを開始しました。
まずはじめに、このプロジェクトの動機となった、レ・カインさんが初めて結城座をご覧になった印象のお話があり、
ベトナム青年劇場のご紹介、「野鴨」を上演することにになった経緯を孫三郎と坂手氏から、
レ・カインさんが演じる予定のギーナについて、坂手氏が脚本を執筆される「野鴨中毒」の方向性、
「人形と人間が共演する」という結城座独特の舞台つくり、
さらに、国際共同制作の中で出てくる言葉の問題について、各パネリストの過去の国際共同制作の経験などから興味深い考えを伺いました。
ベトナム青年劇場と結城座が西洋の近代古典戯曲に坂手氏の脚本で挑むことにより、
新しい表現を見出すことへの期待感が表明されるシンポジウムとなりました。
後日、より詳しい内容をご紹介していきます。
会場には、寺門孝之さんによるチラシのビジュアルの原画も展示しました。