■ 初顔合わせ&稽古
2月1日、スタッフ、キャストの初顔合わせを行いました。
先日のシンポジウムでパネリストを務めてくださいましたニュアン館長は、
一旦本国にお帰りになり、また本番に来日されます。空港に出発される直前に一言ご挨拶をいただきました。
そしてまずは、全員で自己紹介。
脚本・演出の坂手洋二氏より「野鴨中毒」で表現される世界観、舞台美術の島次郎氏から舞台の美術プランについての説明の後、
イプセンが日本とベトナムを繋ぐという意味で、まず原作のイプセン「野鴨」を読むところから稽古が始まりました。
稽古場には、人形の頭と体がずらり。
稽古終了後、人形美術・衣装でご参加くださっている寺門孝之さんに、人形の衣装について、確認していただきます。
人形の頭は、先日こちらのブログでも作成状況をご紹介しましたが、彩色は寺門さんご本人によるもの。
本日より約1か月半の稽古が始まります!
■ シンポジウムを開催しました
1月30日にベトナム青年劇場のニュアン館長、レ・カインさん、
脚本・演出の坂手洋二氏、十二代目結城孫三郎をパネリストに、
司会に朝日新聞論説委員の山口宏子氏を迎えて、ハリウッド大学院大学の講義室で
「野鴨中毒」の関連シンポジウムを開催しました。
シンポジウム開催前に打合せを行い、
14:30よりシンポジウムを開始しました。
まずはじめに、このプロジェクトの動機となった、レ・カインさんが初めて結城座をご覧になった印象のお話があり、
ベトナム青年劇場のご紹介、「野鴨」を上演することにになった経緯を孫三郎と坂手氏から、
レ・カインさんが演じる予定のギーナについて、坂手氏が脚本を執筆される「野鴨中毒」の方向性、
「人形と人間が共演する」という結城座独特の舞台つくり、
さらに、国際共同制作の中で出てくる言葉の問題について、各パネリストの過去の国際共同制作の経験などから興味深い考えを伺いました。
ベトナム青年劇場と結城座が西洋の近代古典戯曲に坂手氏の脚本で挑むことにより、
新しい表現を見出すことへの期待感が表明されるシンポジウムとなりました。
後日、より詳しい内容をご紹介していきます。
会場には、寺門孝之さんによるチラシのビジュアルの原画も展示しました。
■ ベトナムチーム 来日しました!
本日、ベトナムチーム第一陣が来日いたしました。
ベトナム青年劇場ニュアン館長、レ・カインさん、俳優のグエン・タイン・ビンさん、舞台美術・舞台監督のダン・ミン・トゥアンさん、通訳のグエン・ズオン・ドー・クエンさんの計5名の皆さんです。
早朝にハノイ発のフライトに乗り、午後羽田空港に到着されました。
滞在するホテルに行く前に結城座の稽古場にいらしてくださいました。
座長の結城孫三郎とは、昨年3月のハノイでの結城座古典公演以来の再会です。
舞台美術のプラン図や舞台図面を見ながら、公演への期待感で話に花が咲きます。
レ・カインさんの熱い思いを受けて始動したこのプロジェクト。
美術プランを見たレ・カインさんから、公演が実現しつつあることに胸が一杯とのコメントも。
「野鴨中毒」の稽古はいよいよ2月1日から。その様子もこちらのブログで紹介していきます。
ニュアン館長とレ・カインさんが、脚本・演出の坂手洋二氏、十二代目結城孫三郎とともに、パネリストをつとめ、
朝日新聞論説委員の山口宏子氏を迎えて開催するシンポジウムは、今週末開催です。
皆様のご参加をお待ち申し上げております。
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シンポジウム
「このプロジェクトについて〜日越の演劇事情〜」
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日時:1月30日 (土) 14:30 開始(開場は30分前)
会場:ハリウッド大学院大学 講義室 東京都港区六本木 6-4-1 ハリウッドプラザ 10F
司会:山口宏子(朝日新聞 論説委員)
パネリスト:チュオン・ニュアン(ベトナム青年劇場 館長)、レ・カイン、坂手洋二、十二代目結城孫三郎
※入場無料/要事前申込(当日可能)
http://www.youkiza.jp/sp/vietnam/sympo.html
■ ベトナム料理店のご紹介
「野鴨中毒」は日本とベトナムの協働制作公演。
このブログでは、ベトナム関係の情報もご紹介していきます。
今回はベトナム料理のお店をご紹介します。
日本にも多くのベトナム料理店がありますが、今回はこちらのお店にお邪魔しました。
「ベトナムフォーのお店 ハノイのホイさん」です。
渋谷駅南改札西口から歩いて3分のところにあり、
店内は清潔感のある広々とした空間です。
(店内の写真は、お店のホームページから拝借しました)
平日昼間に伺いましたので、サービスランチをいただきました。
フォーとサイドディッシュ、デザートのゼリーがセットになった大変お得な内容です。
フォーの麺はベトナム乾麺、国産生麺から選ぶことができます。
今回お願いしたのは、蒸し鶏肉をトッピングした「鶏肉のフォー」とサイドディッシュに「ベトナムミニ屋台どんぶり」。
そして「牛肉(ミディアムレア)のフォー」とサイドディッシュは「えびのあげ春巻き」。
写真では分かりにくいですが、「ミディアムレア」と記載があるように、ほんのりピンク色の肉が乗っています。
麺はこしがありながらツルっとしてするするとした喉越し。
スープはやさしい味ながらコクがある絶品です。
それもそのはず、このスープは、保存料、添加物、化学調味料を一切使用せず、全て自家製で、何時間も時間をかけて丁寧につくられているとか。
そしてボリュームも満点です!
ぜひ渋谷にいらした際は、「ハノイのホイさん」のフォーを味わってみてください!
■□■店舗情報■□■
店名 ハノイのホイさん
住所 東京都渋谷区桜丘町17-6
ホームページ http://www.hoi-san.com
■ 寺門孝之さんの展覧会
「野鴨中毒」の人形デザインと衣装には寺門孝之さんお迎えしています。
現在、南青山のギャラリーで個展が開催されているので、お邪魔してきました!
寺門孝之「AT WORK展」と題された今回の展覧会。
新聞や雑誌への挿画や絵本の装飾画などここ1〜2年の寺門さんのお仕事の原画の数々、そして新作天使画も展示されています。
その中に、「野鴨中毒」のヘドヴィクも。
今回の公演のため、広報用に寺門さんが作成してくださったものです。
原画をご覧いただける貴重なチャンスです。ぜひ開催中の展覧会へいらしてください!
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寺門孝之 AT WORK 展
ピンポイントギャラリー
107-0062 東京都港区南青山5-10-1 二葉ビルB1
TEL: 03-3409-8268
FAX: 03-3498-5978
http://www.pinpointgallery.com
2016年1月23日(土)まで
11:00~19:00 土曜日は17:00まで
日曜休み
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