■ 広報用の人形画ができました!
今回の結城座×ベトナム青年劇場公演の人形デザインには、
寺門孝之さんをお迎えします。
結城座では「宮沢賢治~注文の多い料理店~」の
色鮮やかで妖しげな世界でおなじみの方です。
寺門さんが広報用に作成してくださった人形画が完成しました!
キャンバス地に描かれた、イプセン「野鴨」の少女ヘドヴィク。
パステル調の淡い色彩の美しい人形画です。
首から上の部分と髪の毛が立体になっており、
あやつり人形の手足がついて、
手にはピストルが、そして左胸には穴が・・・。
ため息のでるような美しいキャンパス画に、
公演で躍動する人形たちへの期待が高まります!
チラシに使用する写真をとるため、
背景、撮影する角度、手足の向きを変えて、
カメラマン、デザイナー、宣材ディレクターと共に
より印象的なポジションを探しました。
この写真がメインビジュアルとなった本チラシは、
12月上旬頃仕上がる予定です。
どうぞお楽しみに!
■ 仮チラシ完成!
■ ベトナム青年劇場と結城座の出会い
今回の日越協働制作プロジェクトは、
2014年にベトナム青年劇場の皆さんが
国際交流基金の研修プログラムで日本に滞在中、
結城座の稽古と本番を見学したことから始まりました。
結城座は、古典の作品はもちろんですが、
「人間と人形が共演する」という、
伝統芸能と現代演劇の融合した舞台を創り続けてきました。
ベトナム青年劇場の皆さんが見学されたのも、
独特の舞台空間で表現された新作「半七捕物帳異聞」。
※「半七捕物帳異聞」2014年 客演小林大介
ベトナム青年劇場の副館長でもあるレ・カインさんが、
結城座の舞台空間に非常に興味を持ってくださり、
ぜひ一緒に新しい作品を作りたいと仰ってくださったのがきっかけで、
今回のプロジェクトに発展しました。
ベトナム青年劇場は、1978年に設立された国立劇場・劇団。
現代劇の劇団を2つと歌と踊りのパフォーマンスを行う歌舞劇団、
ベトナムで唯一のフィジカルシアターの4つの劇団を持っています。
レパートリーは、児童劇からミュージカルまでとても幅広く、
ベトナムで最も活発に上演している劇団のひとつです。
準備企画として、結城座では国際交流基金と東京都の助成を得て、
2015年3月に、ベトナムにて結城座古典公演2回およびワークショップ事業を
開催してきました。
ベトナムでの公演・ワークショップの様子も
ブログ内でご紹介していきます。
■ 日越国際協働制作公演 始動します!
2016年3月。江戸糸あやつり人形 結城座は新作を発表します!
今回の作品は、ハノイにあるベトナム青年劇場との協働制作で、
坂手洋二脚本・演出の「野鴨中毒」(原作:ヘンリック・イプセン)に挑みます。
人形美術は、結城座ファンには「宮沢賢治〜注文の多い料理店〜」でおなじみの寺門孝之さん。
ベトナム青年劇場から迎える国民的女優レ・カインさんが、
十二代目結城孫三郎をはじめ人形遣いが操る寺門さんご自身が作製される人形と共演します!
これまでフランスやイタリアなどとの国際共同制作の経験がある結城座も、
ベトナムとの協働制作は初めてのこと。
アジアのパワーが結集した舞台を目指します!
このブログでは、公演に関する新着情報、協働制作の様子や
ベトナムトピックなどをお知らせしていきます。
どうぞご期待ください!