江戸糸あやつり人形結城座公演『雀去冬来 -すずめさりてふゆきたる-』

公演紹介


383年の歴史の中、初のLIVE映像を駆使した人形芝居に挑戦

舞台は、アジアのとある老人ホーム。
終の棲家で暮らす老人たちの「老い」に向き合うその姿は、時にコミカルでシリアスに・・・
そして思いもよらぬ結末へ。
様々な人生が揺れ動いていく有様を描いた群像劇です。

人間の生の根幹——人が生きるとは・・・。
いずれ誰もが歳を取り、既に話したり動いたりすることができない現実と直面したとき、まさに生と死のはざまで生きる「老い」を通して見えてくるものは・・・

映像の世界は、私達の生活に深く浸透していますが、人形芝居とLIVE映像を交錯させた、映像×人形×役者の多元化した舞台です。どうぞお見逃しなきよう!!

あらすじ

 とある老人ホームで新人看護師として着任した、元・ボクサーの『小林(役者:阪本篤)』は、定年間近の『医師』と共に、ホームの老人たちを世話する。『小林』は、かつて武術チャンピオンの誉れを貰い受けたが、ある試合で敗退し、現在に至る。看護師となった今、老人たちの吐瀉物や排泄物の処理は彼にとっては不本意で、空虚なものであった。

 ホームで暮らす老人たち(人形)も「孤独」の中で生きる。生と死のはざまで生きる老人たちの日常の先にあるものとは・・・・。

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7/31~8/6ワークショップ風景

協賛
東レ株式会社
協力
株式会社コクテール堂 東京学芸大学 美術科 宮里研究室 温泉ドラゴン 座・高円寺上演協力事業
助成
logo-bunka文化庁文化芸術振興費補助金(舞台芸術創造活動活性化事業)
企画・制作・主催
公益財団法人江戸糸あやつり人形 結城座(国記録選択無形民俗文化財/東京都無形文化財)