日越国際協働制作『野鴨中毒』 脚本・演出:逆手洋二 ”嘘と真が交差するイプセン衝撃作 レ・カインと人形たちが心の闇を突く” 2016年3月16日(水) 〜 21日(月祝) 会場:東京芸術劇場シアターイースト

結城座とベトナム青年劇場

■結城座とベトナム青年劇場の出会い

今回の日越協働制作プロジェクトは、2014年にベトナム青年劇場の皆さんが、国際交流基金の研修プログラムで日本に滞在中、5月に武蔵小金井の結城座稽古場を訪れて稽古を見学、6月には東京芸術劇場で「半七捕物帳異聞/脚本・演出:加納幸和」を観劇された。

ベトナム青年劇場の皆さんが見学されたのは、「人間と人形が共演する」という伝統芸能と現代演劇の融合した、結城座独特の舞台空間。

ベトナム青年劇場の副館長でもある女優レ・カインさんより 『380年の伝統と現代の融合した舞台づくりに感銘しました。ぜひ、結城座と共に創る舞台を実現させたい。』 という熱い思いを受け、本プロジェクトはスタートしました。

■ベトナム青年劇場

今回のパートナーである「ベトナム青年劇場」は、ハノイにある国立劇場であり劇団。
1978年に設立され、現代劇の劇団を2つと歌と踊りのパフォーマンスを行う歌舞劇団、ベトナムで唯一のフィジカルシアターの4つの劇団を持っています。
レパートリーは、児童劇からミュージカルまでとても幅広く、ベトナムで最も活発に上演している劇団のひとつです。

■協働制作 「舞台創造」と「人材育成」

今回の協働制作では、ベトナム青年劇場より技術スタッフが参加します。
2015年3月に結城座は事前企画として古典公演2回およびワークショップ事業をベトナムで開催しました。現地での交流を通して舞台 創造のみならず、ベトナム演劇界の次世代を担う人材育成も目的のひとつとしました。ベトナム青年劇場には、最新の舞台機材が備えられていますが、使いこなせる照明・音響など各分野の技術スタッフの育成が大きな課題でした。
そこで本公演では、ベトナムスタッフと日本の一流プランナーとの協働作業を通し、ベトナム演劇界の次世代を担う人材の育成を目標にしています。
実地研修を体験した若手スタッフが日本人スタッフの協力のもと2016年5月に予定されているベトナム青年劇場での公演及び6月ルーマニア、シビウ国際演劇祭での公演に向かいます。今回の協働制作では、「舞台創造」と「人材育成」の2本の柱で動く舞台創りを目指しています。

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