江戸糸あやつり人形 結城座
「寿獅子」「綱館」
- 「寿獅子」:
- 結城座に最も古くから伝わる演目の一つ。獅子の吠え声は厄を払うといわれ、お正月や祭りで舞われる獅子舞。結城座の獅子舞では、のどかな獅子、蝶を追う獅子、逃げられて怒り狂う獅子。糸あやつりならではの、繊細でいながらダイナミックな動きをお楽しみください。
- 「綱館」:
- 中世に実在した武士、渡辺源氏綱(わたなべのげんじづな)の武勇譚を舞踊化したもの。綱は、悪鬼・茨木童子(あっき・いばらぎどうじ)と戦い、腕を切り落としたが、陰陽師から、7日7晩のうちに取り返しに来るであろうから、その間、やかた館にこもり誰も入れずに物忌みせよと告げられる。その言いつけを守る綱の元に、育ての伯母ましば真柴が遠方から訪ねてくる。最初は断るが、ほだされて遂には館に入れてしまう。実は、この真柴は茨木童子が化けた姿で…… 緊迫感あふれ迫力ある立ち回りをご堪能ください